転職エージェントの言われた通りにしているがうまくいかなかったり、疲弊したりしていませんか?
特に転職が初めてだと転職エージェントの言っていることが正しいのかよくわからずとりあえず言われたとおりにしてみようという人も多いですがそれは間違いです。
転職エージェントは営業慣れしているので人は良さそうでも言っている内容はめちゃくちゃな場合もありますし、あなた自身の判断軸をしっかり持っていないと騙されてしまいます。
本記事では、転職エージェントの言いなりになってしまう例と対処法についてまとめました。
下記のような人におすすめです。
【僕の体験談】転職エージェントの言いなりになって大量応募し失敗しました
僕は転職エージェントの言いなりになって失敗したことがあります。
いわれたとおりに大量応募したところ、たくさんの面接予定が入っており、毎日2社、多いと3社の面接が入るような日程で現職で働きながらで企業分析に時間を十分に取れない状態になりました。
当時、僕はインターネット広告代理店で働いていたのですが、そこから事業会社のWEBマーケティング担当になりたくて転職活動を開始しました。
転職エージェントにそれを伝えたところ
代理店から事業会社への職務経歴書通過率は低いと10~20%程度なので20社は応募しないと内定をもらうのが難しいです
といわれ、20社程度応募したところ16社程度の書類通過があり、1週間で大量の面接を受ける状態になりました。
しかも、たくさん書類が通ったら調整しますという話だったのに何の調整もしてくれませんでした。
調整したのですがスケジュール変更が難しいのでといわれたのですが、入社した企業の人事と仲良くなったのでいろいろ聞いたところそんな連絡は来ていないよと言っていました。
求人の質がかなり良く、自分が求めている求人内容を的確に紹介してくれていただけにこの対応がかなりマイナスになりました。
今よくよく考えると16社書類が通過した中の7社くらいは滑り止めというと失礼ですが本命が受からなかったら考えようと思っていたので思い切って多めに辞退すればよかったです。
3社は辞退しましたが気が引けて7社辞退と言えず、本来自分の人生をかけた面接なので本命に時間を割くために辞退を強く言うべきでした。
転職エージェントの言いなりになってしまう例
20社以上などの大量応募
基本的には大量応募はNGです。
転職エージェントは絶対に内定を取らせたいので大量応募を進めてきますが、大量応募しても疲弊する可能性が高いです。
それにあなたの転職基準にあまり合わない企業をたくさん受けても意味がないです。
練習がてら受けたいというのであればOKですが、練習は1~2社で十分かと思います。
職務経歴書はすべての会社同じ内容で問題ない
特に大手転職エージェントにありがちですが、職務経歴書を求人毎に調整せず同じ内容で提出したりします。
しかし、求人内容で求められている経験や能力は異なるのですべてを変える必要はなくても微修正すべきです。
内定が出たら入社すべき
転職活動をしたからといって内定がでたら転職しなければならないということはありません。
転職エージェントは内定が出た企業になんとしても入社させようとしてきていいことばかりを言ってきたりする可能性がありますがあなたの人生です。
内定が出たからといって現職に残ってはいけないということはないのでよく考えましょう。
転職エージェントを複数使わない
特に転職が初めての人は転職エージェントを複数使いましょう。
複数使うことで転職エージェント、特に担当者の良し悪しがよくわかります。
エージェントによっては複数使うのを嫌悪してくるかもしれませんが、そういうエージェントは切ってしまうのがおすすめです。
面接辞退をしない
入った面接の依頼をすべてこなさなければならないということはありません。
無理やり入れてくるような転職エージェントは使わないほうが無難です。
確実に受かりそうな企業しか受けない、紹介しない
あなたの経験から見て内定が出やすそうな企業しか紹介してこないエージェントも注意が必要です。
話し合ったうえでそうなっているのであればよいのですが、あなたの希望条件などをすり合わせたうえで難易度の低い求人しか紹介してこないのは、
・あなたに確実に内定を取らせてマッチングさせたい
・効率よく転職活動を終えて他の応募者に時間を使いたい
という転職エージェントのえごです。
言いなりにならないための転職エージェントの使い方
転職エージェントに言いなりにならないためにはどうするべきでしょうか。
僕の失敗談も含めてまとめました。
明確に転職基準を伝える
転職する基準は明確に伝えましょう。
転職に求める条件としては
業務内容/給与/福利厚生/今後の会社の成長性/他部署へのチャレンジなど社内移動も叶いそうか/リモートワークができるか
など様々な条件があると思いますが、
・それぞれの項目が具体的にどうなってたらよいのか
・どれが譲れない条件なのか
・優先度が低い条件はどれか
を明確に伝えることによって転職エージェントも求人を紹介しやすくなりますし、お互いに目線を合わせてストレスなくスムーズに転職活動を行えます。
判断基準を伝えるためにはあらかじめ明確に考えておく必要があります。
転職における判断基準が明確になっていない方は下記記事を参考にしてみてください。
むやみやたらに応募数を増やさない
大量応募をして良い場合としては、
・50日以上有給が溜まっていて退職決定済み、有休消化中で暇がある
・無職/離職中
・現職がよほど暇で定時までやることがない
・あなたのスキル/経験からするとかなりチャレンジングな求人に応募しようとしている
などのケースが考えられますが、現職で働きながら大量応募して面接をこなすのは難しいです。
応募数についてどうすればよいか迷う方は別記事で書いているので良ければ参考にしてみてください。
広めに求人を紹介してもらい応募する企業は自分で決断する
求人数ははじめは広めに紹介してもらいましょう。
その中からどの求人の何が良くて何がだめなのかなどをすり合わせていくと精度が高くなります。
初めから転職エージェント側に絞られてしまうと、本当は良い求人があったのに知らなかったということにもなりかねません。
必要に応じて辞退をしてもらう
書類選考が通り過ぎた場合や面接が重なりすぎて企業研究などの準備ができない場合は辞退をしてもらいましょう。
準備がしっかりできていないのに面接を受けてしまうと面接がうまくできずに落ち込んだりしてしまうこともしばしばあります。
無理にすべて受けても本末転倒ですし、本命の準備に時間をかけられなくなってしまいます。
転職エージェントはいくつか利用して天秤にかける
転職エージェントはいくつか併用しましょう。
いろいろ試してみて最終的には2~3社に絞るのがおすすめです。
転職エージェント側が保有している求人数や質も大事ですが、担当者との相性が合わないと転職活動がしづらく難航してしまう原因にもなります。
20代向けの転職エージェントにはなりますが別記事でおすすめの転職エージェントについて紹介しているので良ければこちらも読んでみてください。
職務経歴書は入社したい企業だけでも良いので各社に合わせたものにする
職務経歴書を全部書き換えるのは大変かもしれないので、できれば本命で入社したい5社だけでも求人に合わせた内容に変更してみてください。
職務経歴書で落とされてしまっては意味がありません。
少しでも通過率を上げるために内容は書き換えましょう。
求人内容に合わせた職務経歴書にすると面接でのやりとりもスムーズになってやりやすいです。
転職エージェントの担当者をシビアに評価して必要に応じて変更する
転職エージェント担当者は基本的にどの会社でも変更可能です。
・返信が遅い
・条件にあった企業を紹介してくれない
・業界理解度が低く話が進まない
・質問した内容の意図を理解していない
・スケジュール調整などをしてくれない
など不満がある場合は何が不満だったのかを伝えて担当を変更してもらいましょう。
文句ではなく、建設的な意見としてあなたの要望をしっかり伝えることが大切です。
相性の良い担当を見つけるという意味でも複数の転職エージェントを活用するのはおすすめです!
内定が出たからといって絶対に転職しなければならないということはない
内定が出たからといって必ず転職しなければならないというルールはありません。
転職活動をした中で改めて現職の良さに気づくことだってあります。
人によっては年に一度くらい、転職活動をして良い求人がないかや市場価値が高くなっているかを確かめているような人もいます
転職エージェントが無理やり内定した会社に行かせようと試行錯誤してくるかもしれませんが、あなたの人生なのであなたの意志を持って決断しましょう。
別記事で現職に残るべきか、転職すべきかを考えるうえでの判断軸について書いているので良ければこちらも読んでみてください。
【まとめ】エージェントはあなたの人生をよくするために存在しているわけではない
転職エージェントは無料で利用できて使い方次第では良いサービスですが、多くが成果報酬型ということもあり応募者が会社に行ってくれないと収益が発生しません。
ノルマなどがあってどうしても応募者に内定した会社に入れたいという気持ちになっていて、あなたの人生なんてどうだってよいと考えている人が多いのが実情です。
しかし、中には良い担当者もいますし転職エージェントでしか知りえない未公開求人などを保有している場合もあるので使い方・関わり方次第で良い転職活動にできます。
あなたが転職エージェントとうまく付き合って転職活動ができるよう祈っています。
言われたことが本当にそうなのか疑問をもち、あなたにとって最良の選択が取れるように転職エージェントを使いこなしましょう!
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