サイドFIREを5年で達成?書籍「ガチ速FIRE」は経済的不安を少なくしたい全社会人におすすめな良書だった

たった5年で サイドFIRE?

※本記事には一部PRを含みます

サイドFIREは多くの方が達成したい目標のひとつ。

サイドFIREをしたいと考えていても内心俺には無理かなと諦めている人も多いはず。

ガチ速FIREは、そんな諦めていたサイドFIREの夢を実現可能な目標へと変えてくれる一冊です。

本記事は下記のような人におすすめです。

・サイドFIREを目指すためにどのように取り組めばよいのかを知りたい人
・5年後/10年後にサイドFIREを目指したい人
・副業や投資で成果を得るための考え方や具体的な手法を知りたい人

目次

『ガチ速FIRE』の著者「森口 亮さん」のプロフィール

ガチ速FIREを書かれた 森口亮さんとは?

著書を書かれた森口さんのバックグラウンドはどのようになっているのでしょうか。

Amazonに著者のかんたんなプロフィールが載っていたので引用しました。

たった5年でサイドFIREを実現するって本当にすごいです。

個人投資家、投資系YouTuber。
1983年、埼玉県生まれ。2002年、高校卒業後、美容師になるも、薄給とストレスから8年間で退職する。
2011年、職を転々とする「暗黒時代」を送っていたが、一念発起し貯金ゼロから投資を始め、資産を10倍に増やすことに成功する。しかしその後チャイナショックで再び資産ゼロになり、再スタートを余儀なくされる。
試行錯誤を重ね、「有望な成長株を中・長期的に狙う攻めの個別株投資×守りのつみたて投資」という投資手法を継続するための独自の手法を編み出し、再スタートから5年でサイドFIREを達成。その後も着実に資産を増やしている。

Amazon書籍ページより引用

さらに詳しい職歴を知りたい場合は、森口さんが運営するnoteにも記載がありました。

経歴も元美容師というところで一般的な職業からサイドFIREまで成し遂げられたとのこと。

もともと高収入だったとかそういうわけではない方が書かれているのでより身近に感じながら読める書籍になっています。

■森口さんが運営する銘柄分析のnote
元美容師→飲食店料理兼ホール→引っ越し会社の営業&作業員→美容師復帰
https://note.com/morip/n/n00d08ee1d6ef

『ガチ速FIRE』の概要

ガチ速FIRE の概要

本書は下記5つの章で構成されております。

①貯金ゼロからたった5年で自由を手に入れるガチ速FIRE
②資産収入アップ①攻めの「小型成長株投資」で資産大幅増を狙う
③資産収入アップ②魔もろに積み立て投資で地盤固め
④副業収入アップ 自分の力で収入減を生み出す
⑤家計管理編 一年で収入3か月分の貯金ができる森口流投資術

本書で定義されるサイドFIREとは

資産収入と副業収入が生活費を超える状態

と定義されています。

計算式としては

副業収入+資産収入>生活費

となり、資産収入は

投資資金×利回り

で計算可能です。

資産収入を上げるためには投資資金と利回りの両方を上げていくことが必要になります。

投資資金は

収入×入金率

で増やします。

副業で収入を上げたり家計管理をして支出を減らすことで入金率が上げられるようになります。

この計算式をもとにサイドFIREを目指すための方法が具体的に記されているのが本書です!

『ガチ速FIRE』を達成するための4つのポイント

『ガチ速FIRE』を達成するための4つのポイント

資産収入アップ①攻めの「小型成長株投資」で資産大幅増を狙う

①では、次で紹介するインデックス投資を超える利回り10~20%を目指します。

個別株で高い利回りを出すためには、経済・ビジネスについて学び売買の経験が必要になります。

まずは少額でよいので一度売買の経験をしてみよう!銘柄はなんでもOKです!
早い段階で投資の売買に伴うリスクがどこにあるのかを経験できるというリターンに比べれば、
最初の数千円の損は大したリスクではありません!

個別株は小型成長株の投資が良いと本書では書かれています。

小型成長株の大まかな定義としては

①時価総額500億円以下(小さい方が上昇余地が高い)
②売上、利益の成長が続いている

の2つが揃っているところ。

さらに様々な条件やタイミングについては本書内に書かれているので確認してみてください。

また、このような株を対象とする理由は2つ。

①株式投資のリスクとリターンは非対称的
10万円の株を買った場合、10万円以上の損失は出ないが、利益は青天井で2~10倍になる株も存在している
②2倍を超えるような株価上昇は小型株に起こりやすい
2倍に上がる株なんてそんなにないと思うかもしれないが、日経平均の騰落率が-9.4%だった22年の1年間で2倍以上上昇した銘柄は46銘柄、3倍以上は11銘柄、その銘柄のうちの約80%が時価総額500億以下

この内容以外にも

・個別株を選ぶメリット
・個別銘柄発掘の判断軸
・エクセルを使った分析方法
・長期投資における理想的な売買戦略
・FIREに一歩近づくお宝銘柄6選

といった内容が紹介されています。

「FIREに一歩近づくお宝銘柄6選」は銘柄が気になる方も多いと思うのですが、選定した判断軸が参考になるので本書で確認してみてください!

資産収入アップ②守りの積み立て投資で地盤固め

つみたて投資は個別株とは異なり利回り3~8%の安定成長を目指します。

つみたて投資が必要な理由は

①個別株だけでは不安定でFIREしづらい
②長期的に見れば株式市場は右肩上がり
③超低コストで運用可能
④優遇制度が進化している
⑤一度設定してしまえば気にする必要はない

という5つのポイントで紹介されており、本書ではそれぞれのポイントについて具体的に解説されています。

おすすめなファンドも5つ紹介されていて、インデックス投資を始めるうえでの基本的なことを抑えられます。

インデックス投資ってそもそも何?という方は本書の中にも紹介がありますが個人的に下記本がおすすめなので読んでみてください。

本書を読むことで、インデックス投資とはどういう投資なのかや、株価が下がっているときに慌てて売ってしまうということがなくなります。

話はそれましたが、本書ではインデックス投資は月10万円程をひとつの目標にすると良いと書かれています。

難しいと感じるかもしれませんが、節約したり副業をしたりすることで可能になってくるので挑戦してみましょう。

月10万円を20年利回り3%で運用すると3,283万円となり老後問題は解決することになります!

副業収入アップ 自分の力で収入源を生み出す

副業収入はサイドFIREを目指すうえで必要なステップになります。

例えば、

【現在】生活費27万/手取り30万で投資に回せる金額は3万
→毎月3万積み立てだと5年後に利回り4%で運用できたとして198.9万FIREには程遠い

【副業収入ありの場合】生活費を3万円見直し+副業月10万稼げた場合
→毎月16万積み立てだと5年後に利回り4%で1,060.8万円

となり、資産は5倍以上になります。

副業で収入が上がれば投資資金が上昇し、FIREの道をショートカットできます。

また、会社を辞めたとしても副収入があれば収入がなくならず安心ですよね。

しかし、副業に高いハードルを感じる人は多いです。

・何をしたらいいかわからない
・自分には才能がない
・自分には時間がない
・成果が見えなくて継続できない

などという「~ない」という形でできない理由を羅列してしまいますが、サイドFIREを達成したいなら避けて通れない道になります。

何事もコツコツやっていくしかありません。

しかし、コツコツ続けられなかったり、自分を信じられなくて本当に副業収入が得られるんだろうかと不安になったりして続けられなくなってしまったりすることも。

こういった状況をなくして目標をかなえていく最初のシンプルだけど効率的な習慣として

1回2~3分程度しかかからないので毎日継続して目標を毎日紙に書く

ということが推奨されています。

ほとんどの人の目標が叶わない理由は実は「目標を忘れてしまうことが原因」です。

毎日目標を紙に書くことで

①目標を忘れずに継続すること
②目標を具体的に進化させること

が叶えられれ、日々目標に向かって行動と継続ができ、福利効果でどんどん成長できます。

本書の中では、

・毎日目標を書くときに意識するポイント
・副業を始めるべき理由
・副業の選び方
・おすすめな副業

についても紹介されているので、副業を始めたい方は参考にしてみてください。

家計管理編 一年で収入3か月分の貯金ができる森口流投資術

本書の中では先取貯金が推奨されています。

先取貯金とは

給与が入ってきた段階であらかじめそれをなかったものとして自動的に貯金しておく方法

です。

この方法は著者以外にも、

お金の本の王道ともいわれる「バビロンの大富豪」の中では、収入の10%を貯蓄に回す方法が紹介
・日本の大富豪の一人として有名な本多静六氏の「私の財産告白」では4分の1天引き貯金法が紹介

している内容になっています。

貯金がないとそもそも投資ができません。

ちなみに僕は
月給の25%を投資+貯金、5~10%を自己投資
・ボーナスの70%を投資+貯金、5~10%を自己投資、20~25%を遊びや趣味の海外旅行

に充てています。

貯金をしていくための方法としては無駄を削減することがひとつの方法です。

月3万円の無駄を削減ができたとすると年間36万円の節約になり、36万円は高配当投資の配当を5%で受け取ると仮定すると720万円の金融資産が必要になるのでかなり大きいですね。

家計管理は「見える化」に始まり「自動化」で終わるということが書かれており、どのように具体的に見える化していくのかやおすすめなツールについても本書で紹介されています。

家計見直しの大切なポイントは

使途不明金をなるべくなくす

こと。

使った覚えがないのになくなってしまうという状態だといつまでたってもお金がたまっていきません。

驚きですが筆者自身もこういった状態が続いていた時期があったようです。

本書ではこれ以外に

・家計管理の4ステップ
・マイホームの選び方
・収支管理方法
・筆者が実践する無理のないシンプルな節約術
・負債を買わない

などのことが具体的に書かれているので収支管理の方法を具体的に知りたい方は本書を読んでみてください。

ただ、時短ができるようなものにはお金をかけているということなのでドラム式洗濯乾燥機や食洗器、掃除ロボットのようなものは長期的に見てよい投資になるのでお勧めされていました。

すべて買いそろえる必要はないと思いますが、あなたなりの判断でどこに投資するかも含めて考えたいですね。

余談ですが、僕はドラム式洗濯乾燥機は買いません。
理由は乾燥機部分が早い段階で壊れてしまったということを良く聞くためです。
その代わり、たたむという作業はなくしていてハンガーにかけてしっかり伸ばして乾燥した後そのままハンガーパイプにかけることでたたむ時間を節約しています。

『ガチ速FIRE』のおすすめポイント

『ガチ速FIRE』のおすすめポイント

①実体験から来ていて取り組みやすい内容
②これから行動しようと思っても躓きやすいポイントも丁寧に解説

実体験から来ていて取り組みやすい内容

サイドFIREをするような内容の本は正直怪しくて手に取ったことはなかったのですが、本書は著者の森口さんのYouTubeを見て実体験から来ている取り組みやすい内容だと思って手に取りました。

実際に、投資の方法も具体的ですし、副業についても撤退ラインなどが明確で理解がしやすいです。

それぞれにしっかりと根拠が明示されているのでなぜそうなったのかという疑問が少ないのもよいポイントです。

実際に明日から誰にでもできる小さなアクションの積み重ねでできる内容がちりばめられているので多くの方におすすめできる内容になっています!

これから行動しようと思っても躓きやすいポイントも丁寧に解説

サイドFIREと聞くとついつい大きな行動をしなければならないのかと身構えますが、本書の内容はコツコツとやっていけるものになっています。

また、最初の一歩から躓きそうな本も多い中、実体験から来ていることもありどこでどういう人が躓きそうかをしっかりと考えて補足を入れているんだろうなと思える丁寧に書かれた一冊だと感じました。

いつかサイドFIREを目指したいと思っていたけど諦めてしまっていた方や本当に私にもできるんだろうかと悩んでいる方におすすめな書籍になっています!

【まとめ】ガチ速FIREは机上の空論ではない、現実的な経済的自立のための第一歩をサポートしてくれる

【まとめ】ガチ速FIREは机上の空論ではない、現実的な経済的自立のための第一歩をサポートしてくれる

本書は森口さんの資産が少ない状態から5年でサイドFIREした実体験をもとに書かれているので身近に感じられる内容になっていて実践しやすいのが魅力。

もしかすると5年というスパンは難しいかもしれませんが、5年・10年というスパンで実現ができるかもと期待を持たせてくれる内容になっています。

いきなりサイドFIREを意識するのは難しいかもしれませんが、具体的に計算をしてみると少しずつ見えてくると思います。

例えば1人の場合生活費が年間250万だとしましょう。

5000万の資産ができて配当が税引き後3%あれば150万になります。

副業収入で月10万円あれば120万円できたとしましょう。

こうなると計算式としては

副業収入120万円+資産収入150万円>生活費250万

となりサイドFIRE達成です。

副業収入を月15万にできれば資産3,000万あれば達成になります。

ここにUberEATSのようなバイトを入れたとすれば

副業収入月15万+UberEATSのようなアルバイト・派遣月10万+配当収入月5万(資産2,000万必要)=月30万

みたいなことも可能です。

本書を参考にしつつ様々なシミュレーションを行って自分なりのサイドFIREの基準を考えてみてください!

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この記事を書いた人

元ネット広告代理店勤務で現在はとあるサービスのWEBマーケ職。代理店から事業会社への転職経験をもとにブログを書いてます

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