面接で希望年収を聞かれたらどう答える?【考え方も解説】

給与

※本記事には一部PRを含みます

転職面接において希望年収はかなり高い頻度で聞かれる質問のひとつ。

この質問によって内定確率が上がる可能性は低いですが、一方で、よくない回答をすると一気に評価が下がり面接落ちする原因になります。

この記事では、僕自身の転職経験やリサーチ結果をもとに適切な希望年収の答え方についてまとめました。

希望年収の回答を適切に行ってあなた自身の希望をしっかりと伝えつつマイナス点のつかないようにしましょう。

本記事は下記のような人におすすめです。

・面接対策を行っている人
・希望年収をどのように伝えるべきか悩んでいる人
・希望年収の回答でマイナス点を付けられたくない人

目次

面接で希望年収を聞かれた割合は?

お金・収入

面接で希望年収を尋ねられる割合はどの程度なのでしょうか。

マイナビ転職の記事にアンケート結果があったので引用しますが、約6割の方が転職活動中に希望年収を尋ねられた経験があると回答しています。

かなり高い確率で聞かれる質問なのでどのように回答するかは考えておきたいですね!

面接で希望年収を聞かれたときの答え方は3通り

希望年収

現在の年収よりも高く設定する

年収UPを条件とする場合、現在の年収よりも高く設定して回答するケースも多いです。

ただ、その場合はなぜ年収UPしてまであなたを野党価値があるのかをしっかりと説明する必要があります。

現在の年収と同程度で設定する

一番回答しやすい答え方で企業側も納得感を持ちやすいです。

他の会社でこの程度の金額をもらえているという評価実績があることは決断材料にしやすいです。

現在の年収よりも低く設定する

現在の年収よりも低く設定するケースもあります。

よくあるのは、

①未経験分野への転職を重視する
②都会から地方への転職をする
③給与水準は低いが福利厚生が充実していたり休暇が多かったりなどその他の良い条件がある

場合です。

しかし、一度年収を下げてしまうと次また転職したいと考えたときにその年収基準で評価されることが多いので注意が必要です。

面接で希望年収を聞かれるときに気を付けるべきこと

お金の注意点

手取り額ではなく総支給額で回答する

希望年収はいくらですか?と聞かれたとき、基本的に面接官は総支給額を想定しています。

手取り額だと所得控除の割合などによっても変動してしまいます。

そのあとの追加質問で家賃補助等の福利厚生での金額を含んでいますか?とまれに確認される場合がありますが、それらすべてをまとめて回答するようにしましょう。

現職での年収を基準に答える

基本的には現職での年収を基準に回答するのが無難。

いきなり希望年収だけ伝えてしまうと現状の年収がいくらなのか、適性な金額を話してきているのかが分かりません。

回答の仕方としては、

①現職の年収を伝える
②希望年収とその理由
③御社の規定に従うという意思表示

のような順番で回答するのが良いでしょう。

基本的に給与はあなたの経験などに沿って会社の規定で決められるものです。

自分の意思だけを伝えるのではなく、企業の意向に従う姿勢を見せておくと良いでしょう。

求人票に書かれている年収レンジ以上の金額を提示しない

年収レンジ500~800万と書かれている求人に対して1,000万円という年収を答えられたらどう思いますか?

年収1,000万円はその企業内での対象求人で求めているスキル・経験者に支払う金額としては難しいからそのレンジで出してきています。

基本的には求人票に書かれている年収レンジ内での提示を心がけましょう。

求人票に記載の年収以上に欲しいならその金額を支払い可能な求人に申し込みましょう。求人選定からやり直しが必要です

現在の年収より高く設定する場合は理由を明確に

現在の年収よりも高い年収を欲している場合もあると思います。

現在の年収より高く設定する場合は理由を明確に伝えましょう。

例えば、

・業界が異なっており給与水準が異なっている
・次の査定でそれくらいの昇給が見込まれている
・○○というスキル/経験、知識などを仕事以外で獲得しておりその部分も評価してほしい

など相手が年収アップに応じてもよいと言える納得感のある理由を提示しましょう。

年収ダウン可能性がある場合は最低希望金額も伝える

経験を重視したり、仕事環境などを重視したりする場合は年収がダウンする求人に応募する場合もあると思います。

その場合は最低希望金額も伝えましょう。

年収ダウンの転職をするとその後の転職で年収を上げることが難しくなります。

企業は現在の年収水準も参考にしながらあなたに条件を提示してきます。

年収を下げる転職の場合は何を求めるのか目的を明確にしておきましょう。

企業側に丸投げはNG

まったくあなたの意見がなく、企業に丸投げはNGです。

転職の意欲があまりないのか、弊社にあまり興味がないのかと勘違いされてしまう可能性もあります。

しっかりとあなた自身の考えを伝えましょう。

希望年収の考え方

希望年収の考え方

あなたの市場価値から考える

会社によっては市場で求められているよりも低い、または高い給与をもらっている場合もあります。

会社の規定や給与水準によって変わってきます。

適正な市場価値を把握してあなた自身を安売りしないようにしましょう!

適正な市場価値、年収を測る方法については下記記事でまとめているので興味のある方はこちらも併せて読んでみてください。

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現職の年収や昇給可能額から考える

現在の年収から考えるのが一番かんたんで企業も納得度が高くなりやすい無難な回答方法です。

ただ、直近の昇給可能金額も考慮に入れておく必要があります。

年収500万で50万円の昇給があった場合、550万円で回答するイメージです。

それだけ今働いている企業に評価された部分ということなので胸を張って答えましょう。

転職先の業界・職種の相場、求人票に記載の金額から考える

同じ職種でも業界が変われば大きく収入が変わることもあります。

粗利率が低い業界は相対的に給与水準が低くなります。

しかし、求人票に記載の年収があなたの年収よりも高いレンジで書かれている場合、あえてそれよりも低い年収を提示する必要はありません。

求人票に書かれているスキルセットがあり、十分に活躍できることをアピールして高い年収を勝ち取りましょう!

すでにオファーをもらえそうな企業の提案金額基準で考える

すでにオファーがもらえている場合、その企業の定時金額水準で考えるのも手です。

だいたい業務内容やあなたが求めた給与以外の条件が同じの場合はそれ以上の金額を提示してもよいと思います。

例えば、現在600万円でのオファーを他企業があり御社とどちらに入社すべきか考えており、600万円以上で提示いただけると決心がつきやすいと正直に伝えるのもひとつの答え方かなと思います。

【まとめ】希望年収は端的に回答して時間をかけないようにしよう

時は金なり

希望年収は面接官も基本的にそこまで時間をかけたくない質問のひとつです。

確認はしておきたいが、基本的に負がない限りはさくっと終わらせておきたく、内定有無に影響することは少ないです。

しかし、マイナスな回答をしてしまうとこれだけで内定有無が決定してしまうことも。

マイナスがないようにしつつ、あなた自身の希望はしっかりと伝えられるように回答を準備しておきましょう。

ないがしろにせずどのような回答をするかあなたの転職に求める条件と合わせて適切な回答を心がけましょう!

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この記事を書いた人

元ネット広告代理店勤務で現在はとあるサービスのWEBマーケ職。代理店から事業会社への転職経験をもとにブログを書いてます

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