ミイダスは独自の可能性診断によって活躍できる可能性の高い会社からスカウトが届く転職サービス。
活躍可能性については、
ミイダスのコンピテンシー診断を求職者と応募側の企業内の人が回答した内容をもとに判定されるのでかなり信頼度の高い指標
になっています。
この記事では、僕自身が診断した結果を交えてミイダスでどのようなことが分かるのかや活用方法について解説しました。
転職活動は情報戦でもあるので活用できるものはしっかりと活用して転職を成功させましょう。
この記事は下記のような人におすすめです。
ミイダスの概要
ミイダス
スカウトを受け取れるサービスは様々ありますが、活躍可能性が把握できるサービスはミイダスが先駆けになります。
ミイダスの概要は下記になります。
項目 | 内容 |
---|---|
サービス名 | ミイダス |
運営会社名 | ミイダス株式会社 ※dodaなどを運営するパーソルグループ所属 |
公式HP | https://miidas.jp/ |
有料職業紹介 事業番号 | 13-ユ-311262 |
対象ユーザー | 20~30代の男女(転職希望者) |
登録企業数 | 約15万社 |
サービスの特徴 | 独自の可能性診断によって、活躍できる可能性の高い会社からスカウトが届く転職サービス |
主な機能 | 市場価値診断/コンピテンシー診断/求人検索/スカウト受信/転職データ閲覧 |
ミイダスのサービス全体についての説明は別記事で書いているのでこちらも併せて読んでみてください。
ミイダスのコンピテンシー診断とは?
ミイダスのコンピテンシー診断とは
質問に答えるだけで、あなたのパーソナリティやストレス耐性、向いている仕事、相性の良い上司・部下のタイプなどを分析
できる無料のサービス。
心理学や認知神経科学で博士号を取得したメンバー中心で構成されている「HRサイエンス研究所」が監修した、学術的にも信頼できる診断になっています。
自己分析に使えるのはもちろん、診断結果をもとにミイダスに登録されている求人での活躍可能性も診断してくれます。
診断では主に下記のようなことが分かります。
コンピテンシーとは、ハイパフォーマーに共通する行動特性のことで採用や人事評価・能力開発といった場面でも使用されている手法。
コンピテンシー診断を利用することで自分が伸ばすべき強みやあなたにとっての理想の働き方など自己理解が深まります
ミイダスコンピテンシー診断項目と筆者の結果
ミイダスのコンピテンシー診断には大きく分けて5つの強みや向いている仕事などを分析できます。
点数の見方としては5と6の間が中央値になっていて点数を見ればどういった傾向にあるかが分かるようになっています。
この点数は概ね±1程の幅で標準誤差があるため、仮に点数が7だった場合、6~8までの振れ幅の間にいると推測されます。
ではそれぞれの項目を見ていきます。
マネジメント資質
マネジメント資質については下記のような説明があります。
日本の企業で活躍している人を対象としたマネジメント能力が高い人のパーソナリティの特色を持っているかを検討した結果に基づいています。
下記のように10段階で評価され点数が高いほど適性があることを示しています。
パーソナリティの特徴(9項目)
9つのパーソナリティの傾向をもとに、仕事をしていくうえでの特徴を出してくれます。
例えば僕の場合だと下記のような特徴があるようです。
自分の仕事の特性理解や強みについて理解できますし、面接で強みを聞かれた際の回答作成にも役立ちます!
パーソナリティの特徴としては下記9つの特徴を確認することができます。
個人的にはすべての項目というわけではありませんがある程度納得のいく結果になりました。
ヴァイタリティ/人当たり
「ヴァイタリティ」の項目では、仕事の向き合い方についての傾向が見てとれます。
僕は比較的体力・気力に優れていて強い競争心を持ち、課題を与えられたときに必ず達成しようと決意する傾向にあるようです。
「人当たり」についてはかなり振り切れているようです。
チームワーク/創造的思考力
「チームワーク」の項目では、チームとしての考え方に縛られるのを嫌う傾向に。
これはかなり当てはまっていてチームで動くのもよいのですが一人で進められることは一人でさくっと進めたいと考えています。
「創造的思考力」では、ほぼ中間に位置しているので今までの方法で解決することもあれば新しいコンセプトを作ることを好むのどちらの側面もあると言えそうです。
問題解決力/状況適応能力
「問題解決能力」ほぼ中間に位置していますがやや難しい、複雑な問題にぶつかるほど意欲が出るようです。
「状況適応力」でもほぼ中間に位置していますが、自分がとった行動が客観的に見て適切かどうかを第三者的に眺めることができるようです。
プレッシャーへの忍耐力/オーガナイズ能力
「プレッシャーへの耐力」はほぼ中間に位置する結果に。
プレッシャー・ストレスがかかっても平静でいられる場合もあれば敏感に反応する場面もあるということでしょうか。
「オーガナイズ能力」では下記傾向が見られます。
このあたりは自分自身の強みやエピソードとして話ができそうなので自己PRなどの作成に役立ちそうです。
統率力
「統率力」では、メンバーのマネジメントについての項目。
マネジメント資質は高かった一方で統率力の項目ではチームをまとめたりメンバーを引っ張っていくのはあまり得意ではないという結果に。
統率力だけがメンバーマネジメント資質だけの評価ではなくその他の項目を含めた総合的な評価だからだと考えられます。
上下関係適性
この項目では、あなたが上司の時、部下の時それぞれの適合しやすい、または適合しにくいタイプを確認することができます。
まず上司としては下記5タイプに分けられます。
タイプ | 説明 |
---|---|
指示指導型 | 部下に対して何をどうするか、包括的な説明を最初にする。細部にわたる計画を立て、スケジュールにそって部下を管理する。部下の仕事の仕方を細かくチェックし、部下の意見を求めない傾向がある。 |
権限委譲型 | 部下を信頼しており、仕事を任せる。楽観的で物事に余裕を持って対応する部分があり、部下がやっていることに直接干渉せず、明確な指示や計画を示さないこともある。 |
参加要求型 | 説得力はあるが自分の意見を無理に押しつけようとはしない。部下のことをよく考え、できるだけ全員が参加できるように配慮する。指導的な立場や権威を表に出さないので、規則や規律をあまり重視していないように見られてしまう場合もある。 |
話し合い型 | 民主的なタイプで、みんなで仕事をしようとする傾向があるが、最終決定は自分でする。また、自身の感受性が高いこともあり、部下に心理的配慮を欠かさない。 |
交渉取引型 | 独裁的ではないが、部下を挑発する傾向がある。見返りや報酬を約束することで部下を思いどおりに動かそうとする。状況に合わせて行動を変えたり、行動を演出したりできる。 |
続いて部下としては下記5つのタイプに分けられます。
タイプ | 説明 |
---|---|
素直従順型 | 仕事の手順や期限など決められたことを守ろうとする。他人からの提案に批判的でなく、上司の指示にも素直に従うほうである。適応性があり、あまり強い意見を持たない。 |
自主判断型 | 自分のやり方で何でもやろうとする。干渉されることを好まず、自由に動ける環境を求める。部下に任せないリーダーには扱いにくいと思われるが、自由にやらせる上司にとっては最も意欲的な部下と見られる。 |
協調協力型 | 友好的なタイプであり、協調性がある。自分独自のアイデアがあり、物事を進めるにあたって軌道修正が必要な場合は積極的に意見を出すと同時に柔軟なところもあり、最終決定には従う。 |
情報提供型 | 物事の矛盾点に目がいき、問題点を見逃さない。物事を論理的に把握して、適切かつ有益な情報をリーダーに提供する。自分の意見が受け入れられなくてもあまり感情的にはならない。 |
率直直言型 | 個人主義であり、他の人にあまり興味がない。強い意見を持ち、説得をされても簡単には意見を変えたがらない場合がある。仕事志向が強く、好条件を提示されると意欲的に取り組み、強い影響力を行使する。 |
これらの項目を踏まえて、あなたが上司の時にどのようなタイプの部下との相性が良いのか、逆に部下のときにどのような上司と相性が良いのかが理解できます。
僕の上司としてのタイプは指示指導型の傾向が色濃く、部下としてのタイプは自主判断型・率直直言型の傾向があるようです。
ストレス要因(21項目)
ストレス要因では3つのカテゴリ、21の項目であなたがストレスに感じる環境を把握することができます。
各項目の内容と僕の点数をまとめました。
項目 | 詳細 | 点数 |
---|---|---|
変化と 混沌 | 企業文化などが急激に変化する。 あいまいな状況や先のことを予測できない状況、 不確かな状況に置かれる。 | 6 |
突発への 対処 | 予測できない事態が発生する。 突然何かを命令される。 前もって計画を立てる時間やチャンスがない。 | 7 |
ハード スケジュール | 強いプレッシャーのもとに置かれる。 厳しい時間制限の中で仕事をすることを強いられる。 | 6 |
戦略欠如 | 戦略が欠けている。はっきりした目標が与えられない。 | 8 |
上下関係 の厳しさ | 命令に縛られる体質を持った部署や企業で働く。 | 6 |
評価 されない | 課題を達成しても評価されない。 | 6 |
自主的に できない | 自分のやり方で仕事をする自由が与えられない。 独自性が発揮できない。 | 7 |
意思決定に 参画できない | 物事を決定する過程で参加を求められない。 | 6 |
ぬるま湯 体質 | 結果を出しても出さなくても評価が同じである。 | 8 |
高度な 分析力 | 高度に知的な作業を求められる。 | 6 |
知的要素 の不足 | 知的好奇心が満たされない。 | 5 |
創造的機会 の欠如 | 創造性を自由に発揮できる機会に恵まれない。 | 7 |
ルーチン ワーク | 仕事の内容に変化がなく、同じことを繰り返す。 | 6 |
難しい局面 での決断 | 必ず批判を浴びるような決断を強いられる。 | 3 |
営業 交渉行為 | 売らなければならない。交渉をする | 7 |
意見交換 調整 | 意見の交換をし、たえず連絡をとる。 | 8 |
人間関係 の葛藤 | 意見の異なる人と仕事をする。 人間関係がギスギスする。 | 5 |
あたたかさ の欠如 | ビジネスライクなつきあい方を求められる。 | 4 |
矢面に 立つ | 相手にとって喜ばしくない事実や情報を伝えたり、 人のいやがるようなことを実行する。 | 5 |
チーム ワーク | チームの一員として働く。 一人で動けない。 | 9 |
孤独な 業務 | 長い間、一人で働くことを強いられる。 他の人と連絡をとり合う機会がない。 | 2 |
職務適正
職務適正は17職種を細分化した147職種において適性の高い(低い)職種を教えてくれます。
僕は事務系の仕事やエグゼクティブの仕事に適性がある一方で、地方公務員の適性が低い結果で表示されていました。
未経験職種にチャレンジしたい方はどんな仕事に適性がありそうかを知るための材料になりそうです。
ミイダスコンピテンシー診断の活かし方
■ミイダスコンピテンシー診断の活かし方
・振り切れている特徴のある項目からエピソードを考える
・ストレス耐性を踏まえてどのような企業・仕事環境選びをするかを考える
どんな会社で活躍可能性があるのか求人を確認する
・未経験職種にチャレンジしたい場合の適性を確認する
振り切れている特徴のある項目からエピソードを考える
振り切れている項目は特にあなた自身に特徴のある項目になります。
振り切れている項目からエピソードを考えていくとあなた特有の強みを発見しアピールしやすいです。
例えば僕の場合だとヴァイタリティの項目で
というのが比較的高い数値だったので、難しい課題が与えられたとしても必ず達成しようと試行錯誤できるエピソードがないかを考えます。
振り返ると、若手のうちから大きな裁量を与えてもらい困難な課題をクリアしようと行動してきたエピソードがあるのでそれを強みとしてアピールしました。
特徴が色濃く出ている項目からエピソードを洗い出し強みとしてしっかりアピールしましょう!
ストレス耐性を踏まえてどのような企業・仕事環境選びをするかを考える
ストレス耐性の21の項目を見ていくと企業・仕事環境選びのポイントも見えてきます。
例えば、僕の場合は下記項目にストレスを感じやすいとのこと。
ここから推察すると、年功序列が色濃く残るような大手企業には向いていなさそうです。
どちらかといえば自分一人に裁量が与えられて自由に動ける人数規模が少ない会社や自由度の高い会社が向いていそうです。
あなた自身にあったストレスの少ない居心地の良い環境選びをするための参考になります!
どんな会社で活躍可能性があるのか求人を確認する
ミイダスの求人ではあなたの「活躍可能性」を把握することができます。
コンピテンシー診断の納得度が高ければ、活躍可能性についても信頼できる可能性が高いです。
ミイダスの求人では、通常の求人サイトとは異なり
意思決定と裁量/組織・社員の特徴/評価基準の特徴/昇進昇格スピード/特に評価されるコンピテンシー
などかなり細かい企業の特徴の詳細が把握できそれらとコンピテンシー診断を照らし合わせて活躍可能性を判断してくれます。
「活躍可能性」については下記のような説明があります
活躍可能性の5段階は下記のように記載されています。
A | あなたは、その企業で活躍する人の特性をすべて持ち合わせています。 入社後に活躍できる可能性は極めて高いでしょう。 |
B | あなたは、その企業で活躍する人の特性を持ち合わせています。 一部異なる項目もありますが、入社後は十分に活躍できるでしょう。 |
C | 入社後に活躍できるかは未知数です。 あなたの特性は、その企業で活躍する人の特性とやや異なりますが、他の特性を活かせる可能性もあるでしょう。 |
D | あなたの特性は、その企業で活躍する人の特性と異なる傾向にあります。 入社後に活躍するのはやや難しいかもしれません。 |
E | あなたの特性は、その企業で活躍する人の特性と大きく異なります。入社後の活躍は難しいでしょう。 |
求人の活躍可能性は下記のような形で表示されています。
ミイダスで求人検索をすると登録されているすべての企業で活躍可能性が確認できます!
未経験職種にチャレンジしたい場合の適性を確認する
未経験職種にチャレンジしたい場合、適性があるのか続けていけるのか不安な方も多いと思います。
あくまで参考程度にはなりますが、コンピテンシー診断の納得度が全体的に高ければ職務適正についてもある程度納得度があると思います。
ミイダスコンピテンシー診断のよくある質問Q&A
診断を受けるのに費用はかかりますか?
いいえ、費用は発生せず無料で受けられます。
診断は何度も受講可能ですか?
いいえ、診断は一度しか受けられません。
データをダウンロードできますか?
はい、PDF形式でダウンロード可能です。
下記は僕の回答結果を引用しましたがPDFファイルでダウンロードできます。
【まとめ】ミイダスコンピテンシー診断をうまく活用して転職を有利にすすめよう!
ミイダスコンピテンシー診断でどのような診断結果が見れるのかや活用方法について見てきました。
コンピテンシー診断を活用することによって
など様々なメリットがあります。
無料で利用できるので転職活動にうまく活用してみてください!
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