都会から地方の会社に転職するメリット・デメリット

都会から地方への転職

※本記事には一部PRを含みます

社会人になってから都会に出た方はいつか地方に戻ろうか、そのまま都会に住もうか迷う場面もあると思います。

地方転職にはメリットもありつつデメリットや注意点も存在します。

この記事では、メリット・デメリットなどを解説しつつ転職時に考慮しておくと良いポイントなどもまとめました。

地方転職を迷っている方はぜひ参考にしてみてください!

本記事は下記のような人におすすめです。

・地方転職のメリット/注意点を知って検討したい人
・地方転職する際に考慮しておくべきポイントを知って転職の対策を打ちたい人
・地方転職をサポートしてくれる転職エージェントを知りたい人

目次

都会から地方の会社に転職するメリット

地方の会社に転職するメリット

都会の人混みから解放される可能性がある

東京の満員電車と地方の満員電車の乗車率は比較になりません。

国土交通省が発表する通勤通学時間における鉄道の混雑状況を把握するために実施している混雑率では下記のようになっていました。

東京圏:123%/大阪圏:109%/名古屋圏:118%

国土交通省~都市鉄道の混雑率調査結果を公表(令和4年度実績)~

内容を見てみると大都市圏から少しでも離れれば人混みはかなり解放されます。

休日外へ出ても、東京はかなりの人混みですが、福岡や名古屋、仙台などではだいぶ緩和されるので人混みが苦手な人は地方への転職を検討してみてもよいと思います。

僕も東京の人混みがすごく苦手です。

職種・会社によっては東京で経験してきた経験が重宝される

東京に様々なビジネスが集まり、人が集まりお金が集まります。

平均水準が高い環境で揉まれてきた経験・実績が地方で重宝されることもあります。

うまく探せば東京では実現できなかったレイヤーまでの昇進・昇格も望めるような会社もあるかもしれません。

実家近くで住むことができ安心できる・育児を手伝ってもらえる

都会から地方にある地元に帰ることで、親・兄弟姉妹などの親族と近くに住むことで何かあったときに助け合うことも可能です。

都会では夫婦2人で子育てしなければいけなかった環境でも、実家近くであれば子育てを手伝ってもらえて仕事に専念できる可能性もあります。

(うまくやれば)生活費用を下げられる

地方に移動すれば単純に生活費用を下げられるというものでもないですが、うまく環境を整えれば生活費用を下げられます。

生活費の大きな割合を占める家賃は都市圏よりも安くなっています。

実家を改築して2世帯にする、同じ土地に家を建てるというような形で家賃比率を引き下げている人も地方では多いです。

地方の会社に転職するデメリット・注意点

都会から地方の会社に 転職するデメリット・注意点

給与水準が下がる可能性

日本の給与は基本的には生活水準を考慮したうえで設定がされています。

関東・東海・関西の給与水準が高い傾向です。

地方に転職することによって給与水準が下がってしまう懸念はないか、それをカバーできる動きができるかなどを考慮し得おく必要がありそうです

エリア平均年収
関東436万円
東海403万円
関西398万円
中国・四国383万円
北信越378万円
北海道・東北373万円
九州・沖縄373万円
doda「平均年収ランキング」より引用

職種が限定的でキャリアを活かせる求人がない可能性

どんな職種を探したいか、どのエリアで探したいかによってはあなたのキャリアを活かせない・活かしづらい可能性があります。

探せば全くないというわけでもないと思いますが、ポジションが空かないとそのそきゅしゅの募集がないということも多いです。

関東・関西圏に集中しているような職種だと求人探しに苦労するかもしれません。

求人数が少ないので再度転職しようと思ってもなかなか見つからない可能性

苦労して探した求人に転職した後に再度転職したくなることもあると思います。

再度その周辺で転職するのはかなり難しくなってなかなか見つからない可能性もあります。

都会ならではの便利さが失われる

都会はやはり何でもそろっていて便利です。

車がなくてもたいていの移動はできますし、遊びや買い物の施設も充実しています。

都会から地方に行くと人混みから離れて落ち着く一方、過去は身近にあったコンビニやスーパーの距離が少し遠くなったりと便利さが失われる可能性もあります。

都会で得られていた仕事の難易度ややりがいが若干失われる可能性

どんな会社に転職するかによるので一概に言えませんが、関東圏・関西圏にビジネスは集中しており、都会で激しい荒波に飲まれていた中で地方に転職をすると仕事の規模や難易度に少しがっかりするかもしれません。

転職に何を求めるのかをしっかりと考えたうえで企業選びをしたいですね。

通勤に車が必要な可能性も

場所によっては通勤に車が必要になったりと都会では発生していなかった出費が出てくる可能性があります。

事や普段の生活をしっかりとイメージしたうえで地方転職を検討したいですね。

地方転職でよく言われる生活費が安いって本当?

地方転職でよく言われる生活費が安いって本当?

地方転職のメリットに『(うまくやれば)生活費用を下げられる』と書きましたが、言葉の通りうまくやらないと生活費用は下がりません。

家賃相場は安いが車が必要になる場合は地方の方が高い場合もあります。

車の支払いやガソリン代、駐車場代、メンテ代などを考慮すると中古車などを購入したとしても月に4~5万は最低みておくべきです。

東京で家賃10万円のところに住んでいて車なしの場合、家賃5万円以内にしないと単純に生活費は上がる可能性があります。

実家で暮らす、二世帯住宅にするなどがあれば生活費が安くなることもあります。

便利さや生活費用なども考慮して地方転職を検討しましょう。

地方転職の企業の選び方・ポイント

地方転職の企業の選び方・ポイント

慌てて転職せず良い求人がないかをキャッチアップする

地方の求人は東京などの求人と比べるとあまり多くはありません。

東京ならどうポジションに複数人募集していても、地方だと1名の募集だったりして狭き門です。

常に良い求人がないかをチェックして狙い撃ちするのもよいかもしれません。

フルリモートで働ける企業を選べれば東京本社でも働ける

フルリモートで働ける会社も多くはありませんが徐々に増えてきました。

フルリモートで働ける会社を選べば東京だとうと地方だろうと働けます。

フルリモート求人などを探し、どのようなスキル・経験が必要になっているのかを確認してみましょう!

最近はフルリモートで働ける求人に特化した転職エージェントなども登場しているのでうまく活用してみてください。

別記事でリモートワーク転職特化型のエージェントについて紹介しているので興味があればこちらも併せて読んでみてください。

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大手の子会社や地方支社などが穴場な可能性

地方でも大手の子会社や支社が求人を出していたりして東京で働いていた時と変わらない雰囲気で働くことができます。

また、給与水準も会社によりますが地方の中では高めな設定になっていることが多いです。

本社ではなくても、子会社や地方支社に目を向けてみると幅広い求人の中から取捨選択できます!

いざ同職種で転職したいときの他企業をリストアップしておく

必ずしも常に求人が出ているわけではないですが、わざわざ地方に転職して引っ越しもしたのに会社が嫌になってしまい再度転職したいと考えることもあると思います。

身動きが取れなくなってしまうのはよくないので周辺の職種募集環境にも目を向けておきましょう。

嫌になってしまったときに同業種で転職できそうな会社があるのかをざっくりでも知っておくと一か八かの転職にならず気も楽になります。

やりがいを求める場合は成長意欲の高い企業を選ぶ

会社によっては売上を維持していくだけであまり成長のためのチャレンジをしていない会社も存在します。

しかし、地方でも日本全国や世界を相手に戦っていて今後もしっかりと成長していこうとチャレンジをしている会社もあります。

常に成長を目指している会社では都会と同じように日々チャレンジングな仕事に出会えたり様々なチャンスが得られたりするでしょう!

地方都市などへのアクセスが良く新たな求人を探しやすいか

地方都市までアクセスできれば仕事の幅は大きく広がります。

例えば、

長崎・大分→福岡/鳥取→兵庫・大阪/岐阜・三重→名古屋

のように周辺から都市に通勤することで求人の幅を広くでき給与水準もある程度保つことができます。

給与だけでなく福利厚生も加味して企業を評価する

給与金額だけで評価してしまうと都心の方が高い場合が多いです。

福利厚生などを加味してどの程度になるかを把握すると給与が少し下がっていても納得できる水準になるかもしれません。

どうしても給与水準が維持できなさそうな場合は副業を検討する

給与水準の維持が難しそうな場合は副業を検討するのもありです。

副業だけでなく、投資などで資産を増やしたり配当を受け取ったりすることで多少給与のカバーができる可能性があります。

地方にどうしても転職したくて給与水準も維持したい場合は副業・投資を検討してみてください!

地方転職を実現するためにおすすめな転職エージェント

地方転職におすすめな 転職エージェント

大手総合型転職サイト・エージェントを活用して求人を探す

大手の転職エージェントでは地方でも多くの求人があります。

求人を幅広く知りたい方はエージェントによっても取り扱い求人が異なってくるので複数使ってみるのがおすすめです。

エージェント名サービス概要・特徴
リクナビ
エージェント
dodaと並んで日本最大規模の転職エージェント。
拠点も関東だけでなく、静岡や東北、岡山、北海道、広島などの地方にも属しており、
日本全国の求人を紹介できる体制が整っています
dodaリクルートと並んで日本最大規模の転職エージェント。
転職サイトとしての機能も持っているので地方にどんな求人があるかを探すのにも最適です
マイナビ
エージェント
上記2つと比較すると地方求人数は少なくなりますが、地方主要都市圏であれば求人数十分あります。
20~30代の転職サポートに強みを持っているため、若手で転職したい人におすすめです
地方の求人が多い総合型転職エージェント例

特定地域に強い転職エージェントを探す

特定地域に根差した転職エージェントも存在します。

特定エリアに特化したエージェントは地場企業との関係性が強く、独占求人などを保有している場合もあるのであなたが転職したいエリアのエージェントを探して活用してみてください。

地方の転職エージェントをいくつか調べてみました。

エリア転職エージェント特徴
東海R4CAREER東海エリアの転職に特化したエージェント
として10年以上の実績。5年以上の人事経験、もしくは
キャリアコンサル経験がある担当者がサポート。
九州アソウ九州内で初めて職業紹介優良事業者として認定。
創業34年で地場企業に精通しています
東北HUREX地域の求人数No.1を謳う企業でHUREX独占求人も多く保有。
U・Iターン支援として他エリアに住んでいて転職活動がしづらい
方のための不動産探しなどのサポートもしています
北海道キャリア
バンク転職
北海道で人材サービスを展開して36年以上の
上場企業キャリアバンクが運営。
地方の転職エージェント例

【まとめ】地方転職のメリット・デメリットや対応策を考えて決断しよう!

地方転職のメリット・デメリットや対応策を考えて決断しよう

地方への転職は大きな引っ越しも必要になりそれなりに労力もかかります。

・本当に今のタイミングで地方転職するべきなのか?
・それによってどのように生活スタイルや費用面が変化するか
・その後のキャリアはどうしていくか

などをしっかりと考えたうえで判断しましょう。

もし転職に迷うのであれば、先ほど紹介したような転職エージェントに聞いてみるのもよいです。

過去地方転職をした方々がどのようなことに迷っていたか、何を考えて決断したのかなども教えてくれるので聞いてみましょう!

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この記事を書いた人

元ネット広告代理店勤務で現在はとあるサービスのWEBマーケ職。代理店から事業会社への転職経験をもとにブログを書いてます

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