WEB(インターネット)広告を勉強しようと思ってもどこから手を付けていいのかわからない方も多いのでは。
この記事では、インターネット広告代理店で約9年勤務し、現在も事業会社のWEBマーケポジションで広告運用をやっている僕が基礎的なものから実践に使える本までを網羅的に紹介しています。
この記事は下記のような人におすすめです。
WEB広告を勉強する前に読むべきWEBマーケティングの本4冊
WEB広告はWEBマーケティングの一部。
まずはWEBマーケティング全体像から学んでWEB広告がどういう役割を果たすのか、何が得意なのかを知っていく方が理解しやすいです。
WEBマーケティングの全体像を学ぶのにおすすめな本をまずは紹介します。
マンガでわかるWEBマーケティング
物事は大きなところから入って詳細なところを理解していく方が分かりやすいです。
この本は、インターネット広告を学ぶ前にその上位概念であるWEBマーケティングについて初心者にもわかりやすく書かれています。
本書を読んでからインターネット広告を学んでいくことで、ネット広告がWEBマーケティングの一分野であることが分かります。
沈黙のWEBマーケティング
株式会社ウェブライダー代表でWebプロデューサーとして活躍する松尾さんが書かれたWebマーケティングで成果を出すための考え方やノウハウを伝える解説書。
WEBマーケティングの本で10万部売れている本はあまりないのではないでしょうか。
広告の話はあまり出てこないのですが、WEBマーケターがどんなことを考えて仕事をしているのか、SEOやSNS、WEBデザインなどの話が分かりやすいので選びました。
オーダー家具の販売会社が経営危機に陥った設定で様々な施策を通して課題を解決していくところがマンガ形式で書かれているので仕事をするときのイメージについてもわかりやすいと思います。
売上の地図
売上の地図は特定の商品がなぜ売れたのかという一見するとわかりづらい様々な変数を20の項目でひも解き見える化することを試みた本。
広告を実施するのは当然売上が上げるためですが、広告が売上にどのように作用するのか、他の施策がどのように売上に効いてくるのかを丁寧に説明してくれています。
本書を読むことで、広告の役割が見えてくるので、広告の仕事をするときの目的意識を持ちやすくなります。
デジタルマーケティング見るだけガイド
デジタルマーケティングという一見するとわかりづらい内容を、イラスト形式でわかりやすく書かれている本。
知識ゼロの人をイメージして作られているので、デジタルマーケティングが初心者の方でもわかりやすいです。
従来のマーケティングからデジタルマーケティングがでてきてどう変わったのかなど背景の説明もあるので内容理解がしやすいです。
様々な項目でデジタルマーケティングのことが書かれているのでわからない言葉を調べるための辞書的な使い方もできます。
WEB広告を勉強するのにおすすめな本2冊【初級編】
ネット広告が分かる基本キーワード70
少し古い本なのですが、インターネット広告を学ぶうえで押さえておきたい基本単語が解説されている本。
インターネット広告がどのような歴史をたどってきたのか、どのような過程でその仕組みが生まれたのかなどが説明されており、サービスの背景などを知っておくと役に立つこともあると思います。
ネット広告を学んでいく中でわからない単語があれば本書を活用すると辞書のように使えて便利です。
予算が見える・効果が上がる ネット広告徹底活用ガイド
インターネット広告が配信される仕組みや主要なインターネット広告配信メディアで何ができるのかなどをわかりやすく説明してくれている本。
インターネット広告の配信手法にはどんなものがあるのか、どんなことができるのかを把握することで実際に利用するイメージが湧くと思います。
ケーススタディなども用意されているので、インターネット広告がどのように扱われているのかを把握したい人にピッタリの内容になっています。
WEB広告を勉強するのにおすすめな本5冊【実務活用】
クリエイティブ打ち手大全
インターネット広告を始めていくとバナー制作やLP制作の壁にあたります。
・クリエイティブやLP制作をどのように考えていけばいいのか
・パフォーマンスを改善するクリエイティブはどう考えればいいのか
・どうやってPDCAを回せばいいのか
などクリエイティブ制作でぶつかる疑問や考え方をわかりやすく説明してくれています。
広告運用において何本クリエイティブを回すべきなのかなど具体的な広告配信のアイディアについても書かれているので、クリエイティブ関連で困ったら本書を手に取って読んでみてください。
担当者1人で取り組める はじめてのネット広告
子会社としてネット広告運用代理店も保有している経営コンサルティング会社船井総合研究所の著書。
本書は、広告配信から効果検証・改善までをどのように実施していけばいいのかや、Google/Yahoo/Metaなど主要な広告配信プラットフォームの具体的な運用改善方法が記載されています。
これから広告運用を始める人はもちろん、広告運用をやっているけど改善のアイディアが見つからない人にもおすすめです。
ネット広告運用“打ち手”大全 成果にこだわるマーケ&販促 最強の戦略102
本書は、インターネット広告配信プラットフォームの中でも機械学習に強く広告配信において主要なものとなっているGoogleとFacebook(Meta)の広告運用の改善施策が中心に書かれています。
広告プラットフォームは様々あるので幅広く知りたくなりますが、まずはこの2媒体中心に特化して学べる本になったことでより実践的な本になっています。
広告運用を始めたけどなかなか効果改善ができていなくて困っていたり、どのように広告配信を見直したり評価していけばいいのかわからないなど広告運用者が必ず直面するであろう課題についても解説されています。
広告運用者が1冊は持っておきたい本になっています。
いちばんやさしい[新版]リスティング広告の教本 ⼈気講師が教える⾃動化で利益を⽣むネット広告
インターネット広告を実際に配信してみるときはGoogleのリスティング広告から始めてみるのがおすすめです。
広告配信のシステムが直感的に触りやすい設計になっていますし、他の広告配信プラットフォームもGoogleの機能をまねして追従している場合が多いのでどの媒体から始めればよいか迷ったときはGoogleのリスティングを触ってみましょう。
Googleのリスティング広告を扱うことで
・あなたが扱っている商品/サービスに興味がありそうなユーザーの悩み・課題を特定し検索キーワードを設定
・アクションを促す広告文の作成やその後のLPの改善
など広告運用を今後していくにあたって必要なことがおおむね実践できます。
本書では具体的な設定方法も書かれているので、少しGoogle広告がアップデートされていて完璧に同じではないかもしれませんが、本書を読んで実際に広告管理画面を触っていくと広告運用について少しずつ分かってくると思います。
ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング Webマーケティングの成果を最大化する83の方法
プライム市場上場社長で現役のマーケターである木下さんがかかれた、WEBマーケティングの成果を最大化させるための考え方と技法を集約した本。
インターネット広告だけに特化しているわけではありませんが、WEBマーケターとして仕事をしていくための大切な考え方が書かれています。
商品・サービスを利用するユーザーのペルソナ、インサイトを分析してコミュニケーション設計をするファンダメンタルズとクリック率やCVR、LTVなどの数値化できるデータから運用していくテクニカルの2つを掛け合わせることで成果を最大化するためのノウハウが学べます。
知っておくと使えるインターネット広告周辺知識の本4冊
シュガーマンのマーケティング30の法則
インターネット広告は最終的に人にものを買ってもらうために実施します。
本書はそのお客様が物を買ってしまうときの心理的トリガーがどこにあるのかについて説明された本。
広告の表現やどのようなメッセージを伝えるのかを考えるときに非常に参考になるノウハウが得られます。
数字思考力×EXCELでマーケティングの成果を上げる本
広告運用をしていくにあたってデータ分析は必須でそれを支えるのがエクセルです。
エクセルを活用することで統計的な分析などがかんたんにできるようになります。
本書のテクニックを使うことでデータ分析を武器にして広告運用をしていくノウハウが得られます。
「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本
広告運用をやっていく中でGoogleアナリティックス4の使用は避けられません。
どの企業もだいたいGoogleアナリティックスを活用しています。
本書はGoogleアナリティックスを通してやりたいことを索引できるので、分析していく中で困ったときに持っておくと課題解決がスムーズになりますよ。
10年つかえるSEOの基本
SEOはネット広告運用者がおろそかにしがちな知識のひとつ。
SEOを学ぶことで検索意図に従ったコンテンツが作れるようになりますし、広告だけに頼らない強いサイトを作ることができるようになります。
広告とSEOはどちらか一方ではなく、状況などに合わせて両方やっておくべき施策で、リスティング広告とのメリット・デメリットを比較されることも多いので基礎的な知識は入れておいて損ないと思います。
WEB広告を本以外で勉強する方法
ネット広告運用スクールに通う
インターネット広告を独学で勉強していくのはなかなか大変です。
どのような考え方でパフォーマンスを出していくのか、設定の方法はどうすればいいのか、効果計測はどうすればいいのかなど悩むポイントがたくさんあります。
そういった悩みを網羅的かつ体系的に教えてくれるのがスクールの良いところ。
スクールで学ぶのであればインプットだけでなくアウトプットにも力を入れているところがおすすめ。
実践に強いWEB広告運用スクールとしては、ネット広告代理店であるカルテットコミュニケーションズが運営するイマカラというスクールがおすすめです。
別記事でWEB広告運用スクールイマカラの評判をまとめていて、デジプロというスクールと比較しながら書いています。
スクールに興味のある方は下記記事を合わせて読んでみてください。
オンライン講座を受講する
インターネット広告についてはオンラインでも学ぶことができます。
Schooというオンライン講座のサービスでは、7日間お試し登録ができるのでこちらでまずは無料お試しをして勉強してみましょう。
プレミアム利用でも1か月980円なので本を購入するよりも安く利用できます。
「WEB広告」、「インターネット広告」とSchoo内の検索窓で検索するといくつか講座が出てくるので気になるものを見てみてください。
WEB広告の種類などの基本的なものからお客様への課題ヒアリングから提案、配信準備、分析まで網羅的に説明した講座まで様々あるので1か月動画をたくさんみるだけでかなり知識を得られます!
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