インターネット広告代理店から事業会社への転職、特にインハウスマーケターになりたいという人は多いと思いますが、人気な職種なこともあり狭き門です。
この記事では、その狭き門を潜り抜けるためにあなたが現在働いているインターネット広告代理店の中でどのようなことができるかについてまとめました。
ネット広告代理店について書いていますが、僕自身総合代理店と一緒に仕事をしたこともあるので、総合代理店から事業会社へ転職したい人にも通じるところがあると思います。
僕自身もインターネット広告代理店から事業会社WEBマーケ職への転職を成功させているので一定信頼できると思います!
この記事は下記のような人におすすめです。
インターネット広告代理店と事業会社の違い
会社によってやポジションによっても異なりますが、インターネット広告代理店で働いていた時と事業会社で求められることや働き方の違いについてまとめてみました。
インターネット広告代理店も生き残りをかけて業態を変化させてきているので少し異なる部分も出てくるところもあるかもしれませんが、大きく7つの違いがあります。
事業会社に入ると広告代理店で働いていた時とは異なり、広告代理店を使う側になります。
広告で事業成長をサポートするという視点から、事業成長するためにどのようなマーケティング施策をやり、優先順位はどうしていくべきかというような視点に変化します。
事業会社に行くと広告以外のところが分からなくても自分なりに考えて実践していかなければなりません。
広告を実施するにしてもネット広告代理店にいたときは周囲の専門家に相談できたかもしれません。
事業会社に行けばあなたが一番広告に詳しい人材になる可能性もあるので、何も知らない人たちを社内で説得していくのは意外と難しいです。
お金かけてやる必要が本当にあるのかなど様々なことが問われます。
様々な違いがありますが、だからこその難しさ、面白さ、やりがいがあります。
それぞれの項目については下記記事でもう少し書いているので、興味があればこちらも読んでみてください。
インターネット広告代理店から事業会社への転職を成功させるためにできること
インターネット広告代理店から事業会社への転職を成功させるためにできることについてまとめました。
事業会社でどんな能力が求められているのかを確認する
事業会社はどのようなスキル/経験を求めているのかについてまずは把握するところからスタートしましょう。
事業会社は会社にもよりますが、広告運用や営業での提案力だけでなく様々な業務に対応できる柔軟なスキルが求められます。
市場でどのような能力が求められているかを把握するには転職エージェントに登録して聞いてみるのが一番です。
どんな求人があってどんな能力のある人が内定を得ているのかを確認することで何をすべきかが明確になりますよ!
下記記事では広告関連のスキルを必要としている業界・職種のサポートをしっかりしてくれる転職エージェントを中心に集めて紹介しているのでよければ相談先の参考にしてみてください。
事業成長を意識してクライアントとのコミュニケーションや施策を準備する
普段、広告予算を増やすことを目的にしていた人はぜひクライアントの事業成長をより強く意識して取り組んでみてください。
それを考えることでクライアントとのコミュニケーションの内容が変わったり、普段の施策に対する考え方やクリエイティブの内容が変わってくると思います。
日々の思考の積み重ねをすることで事業会社への面接のときや実際に事業会社で働き始めたときに活きてくると思います。
クライアントにとって本当にKPIや広告予算のスケジュールは正しいのかを考える
現在やっている施策や予算投下のタイミング、KPIの置き方は本当にクライアントにとって正しいものなのでしょうか。
広告予算のポートフォリオはクライアントの事業成長にとって最適なものになっているでしょうか。
普段の施策を本当にこれって正しいの?ということを常に問い続けることでクライアントの満足度を上げることができます。
インターネット広告周辺スキルで学べることはできる限り学んでおく
インターネット広告運用者はインターネット広告の運用調整や設定できることに価値を感じて満足してしまっている人も少なくないように感じます。
インターネット広告周辺でのLPOやクリエイティブ、GA4での計測など広告周辺でやらなければいけないこと、知っておくとより効果改善ができる施策はいろいろあります。
関われるところにはできるだけ関わっておくと事業会社で活かせるスキルをたくさん学べると思います。
別記事でこんなスキル・経験を積んでおくとよいのではないかというアイディアを書いているのでよければ参考にしてみてください。
事業会社で必要になりそうな知識を勉強する
事業会社へ転職する際は特定のプロダクトのマーケターになりたいと考えている人が多いと思います。
しかし、ただマーケターになりたいと考えているだけでは行動が伴っていないので企業側も不信感を抱きますし、本当にそう思ってるのかと疑いたくなります。
マーケティングを勉強したり、小さなビジネスを起こして考えてみたりすることで本当にマーケターになりたいということをアピールできます!
僕自身、事業会社に行くためにたくさんの本を読んだり行動したりしましたが、本を読んで知識を付けるのが一番かんたんです。
個人的に事業会社で働くイメージを沸かせるために役に立った本は下記の売上の地図という本です。
売上を構成する様々な要素を分解して説明してくれるので、事業会社がどのように収益を上げているのかを考えるのに役立ちます。
社内での課題を発見し自ら周囲を巻き込んで解決していく
事業会社に行って思うことのひとつは、事業成長を加速させるためにやるべきことは当事者意識をもってなんでもやっていくという姿勢が求められることです。
マーケターであれば、事業成長に必要な課題を発見してそれを解決して周囲を巻き込んで動いていくことが求められます。
インターネット広告事業の中での自社の課題を発見してそれを解決に導いた経験はきっと面接官にも刺さるはずです。
ネット広告代理店事業としてどう発展していくべきかを考えて行動する
あなたはいち広告運用者かもしれませんが、あなたの部署のマネージャーや部長は常にインターネット広告代理店事業をどのように成長させていくかを考えて戦略を練っているはずです。
それをできればディスカッションしたりしながら事業成長について常に考えて仕事をしてみましょう。
そうすることで、よりマーケターに近しい視点・思考が得られるはずです。
クライアントのサービスをできるだけ触って課題をディスカッションしてみる
事業会社のマーケターになれば、当然インターネット広告代理店で働いているときよりも商品・サービスに近いところで仕事をすることになります。
そこを見据えてというわけではないですが、
・クライアントの商品/サービスを使い倒してユーザー視点でどのように改善するとUI/UXがよくなるのか
・どういったサポートやプラン内容などがあればもっと成長できそうか
・こういうプランがあればいいのにと思った内容はなぜ現時点でやれていないんだろうか etc…
みたいな観点で課題を洗い出し、可能であればクライアントとディスカッションしてみましょう。
提案が採用されたら事業会社への転職面接でも使うことができますし、なにより事業会社で活躍していくための自信につながります。
あなたの理想のキャリアを実現するためにできることから実践してみよう
インターネット広告代理店から事業会社へ転職するために現職でできることについて書きましたが、転職では基本的には即戦力が求められます。
あなた自身が事業会社側だったらどのようなスキル・経験を持っている人が欲しいのかを考えながら日々の業務をこなしていくと自然とどうすべきか行動指針が見えてくると思います。
もし、どう動いてよいかわからない方は今回書いた「インターネット広告代理店から事業会社への転職をさせるためにできること」をひとつでもよいのでやってみてください。
その中で新たに気づくことやもっとこうすべきだなということが見えてくると思います。
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