20代でキャリアプランが思いつかない場合の対処法

20代でのキャリアプランの考え方・作り方

※本記事には一部PRを含みます

20代で社会人になり今後自分の理想のキャリアを歩むためにキャリアプランを考えようとしている方は多いですがどのように考えればよいのでしょうか。

本記事では、20代の方がキャリアプランを作るうえで参考になりそうな考え方や立て方についてまとめました。

僕自身も20代でのキャリアに対してどのように考えればいいのか悩み試行錯誤してきたのでその時の経験も踏まえて書いています!

また、キャリアプランを立てようとしても立てられない場合にどうすべきかが分かる書籍についても紹介しています。

この記事は下記のような人におすすめです。

・キャリアプランを立てようとしているがどう考えればいいのかわからない人
・キャリアプランを立ててみたがさらにブラッシュアップしたい人
・やりたいことが見つからずどのように考えていけばいいのかわからない人

目次

キャリアプランとは?

キャリアプランとは

キャリアプランとは、

仕事や働き方などの将来的な目標を立てそれを達成するための計画

のことです。

キャリアプランというと大きな目標や夢と考える人もいるかもしれませんがそんなことはありません。

3~5年後の現実的な目標を立てて計画を立てるのもキャリアプランです。

直近の行動計画を具体的にしていく作業をすることによって、今何をすべきかが見えるようになってきます。

20代からキャリアプランを考えるメリット

20代からキャリアプランを考えるメリット

①今やるべきことが明確になる
②現状の課題を把握しやすい
③モチベーションを保ちやすくなる
④中長期的なキャリア形成をしやすい
⑤具体的なアドバイスをもらいやすい

今やるべきことが明確になる

キャリアプランを立てると将来の目標のために今何をすべきかが具体的に見えてきて迷うことが少なくなります。

やってみてうまくいかなかったらどうしようと考える人もいるかもしれませんが、初めはそんなもんです。

初めからうまくいく人なんていません。

計画を立ててみて検討できていなかったことを考慮して修正していけば問題ありません。

現状の課題を把握しやすい

キャリアプランを立てることで目標と現実のギャップが見えるので課題が把握しやすくなります。

目標がないと何が課題なのかが分からず何を優先的に解決していけばいいのかもわかりません。

時間は有限です。

目標と現状のギャップを把握し、何をすべきなのか優先順位を立てて行動していくことで効率的に目標に近づくことができます。

モチベーションを保ちやすくなる

目標がないと今自分がどこに向かっているのかが分からずモチベーションが保ちづらくなる可能性があります。

ゴールがどこにあるのかわからないのに走り続けるマラソンはしんどいですよね。

どこに向かっているのかと現在地を確認し成長を着実に実感していくことで仕事への向き合い方も変わってきます。

中長期的なキャリア形成をしやすい

行き当たりばったりもそれはそれで楽しいです。

いろんな想定外のことが起こってその中で対処していくことに面白みを感じる人もいるでしょう。

しかし、何かやりたいことがあるのであれば行き当たりばったりだと将来的にあなたがやりたいことに近づくのが難しくなってしまう可能性があります。

やりたいことがあるのであれば中長期的にどうなっていきたいのか目標を定めて行動していきましょう。

具体的なアドバイスをもらいやすい

目標が明確になると現在の課題も明確になります。

課題が明確であれば、先人がすでに解決してきている可能性が高く、どうすればよいのか具体的なアドバイスをもらいやすくなります。

課題が明確でないと何に迷っているのかが相談を受けている側も何を話してよいのかわからなくなってしまいます。

20代からキャリアプランを考える際の注意点・ポイント

20代からキャリアプランを考える際の注意点・ポイント

①プランに固執しすぎると目の前の大きなチャンスを逃す可能性
②市場価値の高さを意識する
③行動できるレベルになっているかを確認する
④定期的にキャリアプランを見直す

プランに固執しすぎると目の前の大きなチャンスを逃す可能性

キャリアプランを立てたらそれ通りにしなければならないかと言ったらそうではありません。

キャリアプランに固執しすぎると目の前にワクワクするチャンスがあったりしたときに身動きが取れなくなる可能性があります。

特に若い時に立てたキャリアプランはまだあなた自身に経験が足りておらずまだ見えていないことも多々あります。

実際、僕も社会人2年目の時に海外行きのチャンスが飛び込んできて、キャリアプランを切り替えて海外に行きました。

計画的偶発性理論という考え方があり、

キャリアのほとんどは本人の予想しない偶然の出来事によっておこる

というもので心理学者のジョン・D・クランボルツ教授によって発表されたキャリア理論です。

こんなこと言ってしまうとキャリアプランを立てる必要なんてないのではと思うかもしれませんがそうではありません。

この理論では目標を立てること自体が否定されているわけではなく、目標に固執して可能性を狭めるより、目の前のチャンスに気づけることがキャリアの成功に繋がるということです。

例えば年収1,000万を達成したいという方はよくいますが、年収1,000万を達成する方法は現在働いている会社で部長になることだけが道ではありません。

外資系企業で働けば年収1,000万の会社も多いので業界を変えるという選択肢もあります。

目標をつかみ取るために行動する中で偶然チャンスが生まれ、それを掴める柔軟性があなたのキャリアの成功にとって重要になります。

市場価値の高さを意識する

キャリアを考えていくうえで、市場価値と向き合うのは重要です。

いくら目標を立てて行動しスキル・経験を身に着けても、世の中にあまり必要とされない仕事になっていく可能性もあります。

世の中から求められることに答えられる人材になることで様々なチャンスが生まれ新しいことにもチャレンジできるようになります。

別記事で転職市場での価値の測り方について書いているので興味があれば併せてよんでみてください。

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行動できるレベルになっているかを確認する

キャリアプランを立てた後はモチベーションがあがってやるぞという気持ちになります。

しかし、次の日仕事に行ってみると実際何してよいのかわからないというのでは逆にモチベーションが下がってしまいます。

今すぐ行動できるレベルで考えられているのかを考えましょう。

もちろん、3年計画を立てたらすべて具体的に落とし込まなくても大丈夫です。

計画を立てる際は直近3か月で具体的に明日から動き始められるかを確かめましょう!

定期的にキャリアプランを見直す

キャリアプランはやってみてここは違うなと思ったことなどは定期的に振り返って見直しましょう。

思ったよりうまく進んでいない場合は

・なぜ進捗が芳しくないのか
・考慮できていない要因はあるか
・そもそも本当にこれが目標達成に向けて必要なことなのか

など様々な角度から検討して見直していきましょう。

実際に行動することで見えてくることもたくさんあります。

一度引いた計画に固執する必要はないので3か月に1回などで見直して計画の精度を高めていきましょう!

20代でキャリアプランが思いつかない場合の対処法

20代のキャリアプランの立て方

①現状を整理する
②中長期的になりたい姿を考える(3~5年後でもOK)
③なりたい姿に必要なスキルセットや必要な経験を洗い出す
④逆算していつまでに何ができていれば達成できるのかを考える
⑤直近半年の行動計画・TODOリストを作る
⑥定期的に見直す

現状を整理する

まずは現在までの業務内容やそこで得てきたものなど現状を整理しましょう。

例えば下記のようなことを時系列で整理してみるとよいです。

・業務内容
・プロジェクトの中での立ち位置/役割
・その中で得られたスキル/経験/知識
・工夫したこと
・この仕事は面白いなと思ったこと
・つまらないなと思ったこと、これはやりたくないと思ったこと

などです。

様々な業務をこなした中で感じたことや現在のスキル/経験などをしっかり考えていくと方向性が見えてきたりします。

中長期的になりたい姿を考える(3~5年後でもOK)

3~5年後の中長期的になりたい姿を考えましょう。

・プロジェクトマネジメントができるようになりたい
・WEBマーケターになりたい
・フリーランスで生活に困らないくらい稼げるようになりたい

などなんでもいいです。

ただ、個人的にはあまり限定しすぎた目標はおすすめしません。

例えば、

○○という企業の××というポジションで役職者になる

みたいなのもよいのですが、役職者になって何をしたいのかが重要です。

年収を上げたいのか、〇人規模のマネジメントができるようになりたいのか、特定規模の予算の責任を持ってプロジェクトを回せるようになりたいのかまで具体的に考えましょう。

たんに年収を上げたいだけなら役職者になることは手段でしかありません。

手段にとらわれすぎるとチャンスを逃す可能性があります。

計画的偶発性理論を紹介しましたがあまりにも限定しすぎると本来の目的から逸脱してしまいチャンスを逃してしまうかもしれません。

キャリアアップしたいのか、キャリアチェンジしたいのかで大きく変わってくる

目標の立て方について補足なのですが、キャリアアップしていきたい人とキャリアの方向性を大きく変えたい人では行動計画がかなり変わってきます。

キャリアアップしたい人は、どんな市場で価値を発揮できるようになりたいのか、今までの経験やスキルをどう伸ばしていこうかということを中心に考えます。

キャリアチェンジしたい人は、どんなキャリアチェンジをしたいのか方向性を大きく変えることになります。

若いうちの方がキャリアチェンジはしやすいので20代で動き始めるのがおすすめです。

不安なこともあるかもしれませんが、あなたの目標や夢をかなえるために動き出せなくて後悔しないようにしたいですね。

また、若いうちの方が失敗したとしても取り戻しやすいです。

うまく考えられない場合はロールモデルを探してまねする

目標を立てたいけどうまく考えられないという人はロールモデルになりそうな人を社内やSNSなどで見つけてみましょう。

その人のどんなところに魅力を感じるのかを考察したり、どんなスキル・経験を身に着けているのかを把握してみてください。

まずはその人に近づけるように動いてみてなんか違うなと思ったら軌道修正すればよいのでまずは行動に移すのが重要です。

目標が見つけられず行動できないと時間がもったいないです。停滞は後退ですね。

なりたい姿に必要なスキルセットや必要な経験を洗い出す

中長期的になりたい目標を達成するためにはどんなスキル/経験が必要でしょうか。

必要なスキルや経験、知識を洗い出しましょう。

WEBマーケターになりたいのであれば

インターネット広告/SEO/WEBサイト改善/LPO
・コミュニケーションプランニング/
SNS運用

などの実務経験が必要になります。

必ずしもすべてができていないとなれないわけではないです。

まずは何が必要なのか項目で洗い出しましょう。

逆算していつまでに何ができていれば達成できるのかを考える

現状のスキルや経験なども踏まえ、どういった優先順位で取り組んでいけばいいのかを逆算しましょう。

3年後の目標を立てたとして、

・2年後までにはどうなっていないといけないのか
・1年後にはどうなっているべきなのか

を逆算していきましょう。

逆算する形で少しずつステップアップできるような階段を作れると少し遠くに感じる目標でも実現できそうなイメージが湧いてきます。

直近半年の行動計画・TODOリストを作る

具体的に何をすべきかを考えるのは直近半年で問題ありません。

実際に今から行動に移せるレベルでの行動計画を立てましょう。

・何をどれくらいどうやって勉強するのか
・業務のやり方をどう変える必要があるのか
・副業にチャレンジして新しいスキル/経験を身に着けられるか

・時間の確保はどうするか

などを考えて今行動し始められるレベルのTODOにしていきましょう。

定期的に見直す

実際に行動計画に沿ってやってみるとうまくできないことや目標に向けて他に優先すべきことが見えてきたりすることもあります。

行動計画は適宜状況に応じて振り返り柔軟に変更していきましょう。

・本当にあなた自身がやりたいことになっているか
・実際やってみて感じた行動のしづらさはあるか

目標へ近づいている実感があるか

などのポイントを確認してみましょう。

1か月に1回、3か月に1回など必要だと感じたタイミングで適宜修正をかけていくことでより目標に近づきやすくなります。

20代での転職面接でキャリアプランを伝えるときのポイント

20代での転職面接でキャリアプランを伝えるときのポイント

立てたキャリアプランによっては転職も視野に入ってくると思います。

転職でキャリアプランを伝えるときに気にするべきポイントについてまとめました。

3年後~5年後くらいの転職先を意識したプランを伝える

転職でキャリアプランを伝えるときに基本的には社内でどういう風にチャレンジしていきたいかを話すべきです。

ここで得た経験を活用してて他の会社でステップアップしたいというのが本音の方もいるかもしれません。

しかし、転職を前提としていることをそのまま伝えてしまうと中長期で働く気がないと考えられ、落ちてしまう可能性があります。

SMARTの法則に則っているかを考える

面接では目標や今後やりたいことを聞かれることが多いです。

聞かれたときにはじめから超具体的に答える必要はないですが、掘り下げられることもあるので具体的に答えられるようにしておくと良いです。

目標を具体的に考えるときにはSMARTの法則が有名です。

Specific:具体的な
Measurable:測定可能な
Achievable:達成可能な
Realistic:現実的な
Time-bound:期限が明確な

現実的かつ達成可能でいつまでに達成したいのかなどを確認していくことで目標がより具体的になっていきます。

プラン達成のために今努力していることを答えられるようにする

キャリアプランで話をしたことが現在持っているスキルセットと少し遠い位置にあるときは、今どんな努力をしているのかを答えられると本当に実現したいんだなという意欲が分かります。

特に未経験転職の場合だと、今その目標を達成するためにどんな勉強をしたり実践したりしているのかをほぼ確実に聞かれます。

どんな目標を達成するために今足りていないスキル・知識はなんなのか、そのためにこういう努力をしているということがはっきりと伝えられるようにしましょう。

やりたいといっているのに何もしていないと信用できないですよね

転職先の業務内容とマッチした言い方・伝え方を意識する

伝える目標は転職先で実現できる業務内容とマッチした内容でないといけません。

マッチしていないと

・本当にこの会社に入りたいのか、とりあえず受けてるだけなのではないか
・求人内容をしっかり読んでいないのではないか

と不信感を持たれます。

求人内容や求められるスキルなどをしっかり読んだうえで伝え方を考えましょう。

キャリアプランを誰かに相談したい場合の相談先

キャリアプランを誰かに相談したい場合の相談先

キャリアプランを立てた後に誰かに相談してブラッシュアップしたい方もいると思います。

相談先としてあげられるのは下記5つが多いです。

①(本当に信頼できるor相談内容によっては)社内の同僚・先輩・上司
②国が準備している支援を受ける
③社外の友達・先輩に相談する
④転職エージェントに相談する
⑤転職支援をしているキャリアアドバイザーに相談する

転職のプロ、キャリアのプロに頼むのもよいですし、信頼できる人や同じようなキャリアをたどっているような人に相談してもよいと思います。

別記事で相談先の選び方やキャリアアドバイザーの探し方などをまとめているので、キャリアプランを相談したい方は読んでみてください。

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20代のキャリアプランを立てられないと悩んだときに読みたい本「マーケターのように生きろ」

マーケターのように生きろ

やりたいこともなくキャリアプランを立てることができないという方もいると思います。

そんな方はぜひ「マーケターのように生きろ」という書籍を手に取ってみてください。

本書では

相手を良く知り、その期待に応えるという生き方。
人の期待に応えることを追求する

という生き方について解説されています。

やりたいことを計画を立ててやるのではなく、人の期待に応えることを追求し、自分起点ではなく相手起点での考えをしていくのが「マーケターのように生きる」という考え方です。

やりたいことがない人は本書の

「人の役に立ち、自らの価値を高めるマーケターのように生きるという思想」

を学び実践するとキャリアプランが立てられないという悩みが解消できると思います。

また、いろんな人の期待に応えていく中でやりたいことが見つかるかもしれません。

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この記事を書いた人

元ネット広告代理店勤務で現在はとあるサービスのWEBマーケ職。代理店から事業会社への転職経験をもとにブログを書いてます

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