海外現地採用はやめとけと言われる理由と対処法【20代でのチャレンジがおすすめ】

海外での仕事

※本記事には一部PRを含みます

海外での現地採用での就労はやめとけと言われることもありますがなぜそういわれるのでしょうか?
やめとけと言われる理由は様々ありますが、それらは事前の対策を講じることで解消できます。

本記事では、海外現地採用がやめとけと言われる理由やメリット、転職の方法について解説しました。

東南アジアで海外現地採用者の採用に携わっていた私が解説します!

海外転職したい人にとってのひとつの選択肢になるのでメリットや注意点を知って対策しましょう。

本記事は下記のような人におすすめです。

・海外現地採用のメリットや注意点を理解たうえで判断したい人
・海外現地採用の求人の見つけ方や注意点を知りたい人

目次

海外現地採用はやめとけと言われるよくある理由

なぜ・理由

・給与が現地水準となり低い
・年金などの支払いがないため自分で支払う必要がある
・駐在員と現地スタッフの間に立たされる場合もある

・日本の仕事とあまり変わらないと感じる場面も

給与が現地水準となり低い

基本的には現地採用は現地の給与水準が基準となっており日本でもらっていた給与よりも低くなる傾向にあります。

国や地域によって異なりますが月給

未経験:15~25万 / 経験者:25~45万

くらいのイメージです。

人によっては現状よりも多くなるかもしれませんが、日本でもらっていた給与水準よりも低くなる可能性があることを覚えておきましょう。

例えば僕はマーケ関連の仕事ですが東南アジアだと少なく見積もって20%減、現実的には30%減でないと今のところ見つけられていません

日本の年金・社会保険などの支払いがないため自分で支払う必要がある

現地採用の場合、基本的には日本の年金にあたる部分や社会保険などの制度がないです。

国民健康保険などを引き続き利用する場合は自分で手続きする必要があります。

日本からの海外転出届を出すと国民年金や社会保険の強制加入ではなくなるため、そのまま席を残しておくのかなどはご自身で調べて判断する必要があります。

このあたりの手続きについては下記記事に詳しく書かれていましたので下記を参照してください。

■海外留学情報サイト
https://ryugaku.jasso.go.jp/oversea_info/basic/simulation/yakusyo.html

駐在員と現地スタッフの間に立たされる場合もある

海外で起業された方の会社でない限り基本的には日系企業の支社であることが多いです。

その場合、海外駐在できている方と現地人スタッフとの間に溝があり、その中を取り持つような役割になる可能性もあります。

従業員の関係性を事前にすべて把握することは難しいですが、面接時に質問しておいてもよいでしょう。

日本の仕事とあまり変わらないと感じる場面も

海外に拠点があったとしても

・海外にある日系企業に営業をかける
・海外に来たい日本人の接客やサポート
・日本の仕事のオフショア開発

など日本人を相手にしてビジネスをしている会社も多いです。仕事内容が日本とあまり変わらないと感じる可能性もあります。

生活環境は大きく変わるので休日や仕事終わりの使い方が重要になりますし、会社内での立ち回りによっても変わるので行動次第ですね

帰国後の仕事探しが大変になる場合もある

海外で実施していた仕事がなかなか日本ではあまり使えないスキルになってしまうと仕事探しが難しくなります。また、給与水準も異なるため昇給・昇格が難しくなってくる可能性もあります。

事前に日本に帰国する時のことまで考えたキャリアプランを立てておくことが重要になります

海外現地採用のメリット

メリット

・比較的難易度低く海外生活を経験できる
・将来海外に生活拠点を移すことを選択肢に入れられる
・日本では持ちづらかった裁量を持てる場合もある

比較的難易度低く海外生活を経験できる

海外での仕事や生活を比較的かんたんに始められるのが現地採用のよいところ。海外駐在や外資系企業に入るのは難易度が高いです。

海外駐在は働いている会社の海外比率やどういう人が駐在で行っているのかや人数にも難易度は変わりますしガチャの要素が強いです。外資系であれば英語がある程度話せないと難しいでしょう。

その点、現地採用ではそこまで高い英語力を求められない場面も多いですし、外資程の英語力でなくても入社できる可能性があります。

海外に住んでみたい、働いたいという夢をかなえるには手軽な方法です!

将来海外に生活拠点を移すことを選択肢に入れられる

僕は現在日本に住んでいますがどうしても日本が良いとも考えていません。

日本のデメリットを上げるとすれば災害リスクがかなり高いですし、今後を考えると経済成長も難しい可能性があります。

その点、完全に海外というよりも2拠点で生活し外貨を獲得できるようなスタイルにしていくことがよりリスクヘッジをした生活なのかなと考えることもあります。

人によっては日本が息苦しいと感じる人もいるでしょう。

海外での生活でもできるんだというのを実体験で持てるとその後の人生の選択肢が広がりますね

日本では持ちづらかった裁量を持てる場合もある

日本でもスタートアップや小さな会社に入れば持てるので海外だけではありませんが、海外の拠点は総じて体制が整っておらず様々なチャレンジを歓迎してくれる会社も多いです。

海外にチャレンジするような勢いのある起業家と近い距離で仕事をすることで様々な学びがあります。また、海外は日本人コミュニティのつながりもあり、一般社員でも経営層とつながりを手軽に持てていることが多いです。普段の生活の中でも学びを感じることができるのも海外の魅力の一つでしょう。

海外現地採用のデメリットを解消する方法

対処法

・目的/ゴールを明確にしておく
・滞在中に現地語or英語を日常会話レベル以上にしておく
・副業で月5万円以上稼いでおく
・事前に貯金を一定しておく

目的・ゴールを明確にしておく

現地採用として転職する前に目的・ゴールは明確にしておきましょう。

・なぜ海外に行ってどんなスキル/経験を得たいのか
・現地で何を達成したら次のステップに進むのか

を明確にしておくと現地での生活を有意義に過ごせます。

目的・ゴールが明確だと3~5年後に日本へ戻ることを検討している方も仕事探しに困りづらくなります!

帰国を前提としているのであれば、帰国をしたときのことをイメージしたキャリア設計を考えておきたいですね。

滞在中に現地語or英語を日常会話レベル以上にしておく

英語、中国語、ベトナム語でも何でもよいのですが、現地語を話せると重宝されますし転職でも有利に働きます。

ビジネスシーンで使えなかったとしても日常会話が問題なくできたり、日常会話でも家賃交渉や銀行口座開設など少し複雑なやり取りが問題なくできると良いでしょう。

会話はビジネスレベルでなくてもメールのやりとりや文書読解ができると仕事でもかなりつかえます

副業で月5万円以上稼いでおく

現地採用の収入にプラスして副業で月5万円以上稼いでおくと大きいです。副収入があると精神的に安定します。

最悪現地で貯蓄できなくても副業収入が毎月口座に貯まっていけば気づいたらそれなりの金額になります。

給与が現地基準で厳しいイメージがありますが、まるまる自分のために使えれば多少贅沢してもお釣りがくる場合が多いです!

事前に貯金をしておく

いくら貯蓄しておくべきかというのはありますが、帰国して6か月くらいは給与がなくても暮らせるくらいの貯蓄は最低限あると良いでしょう。

1年分くらいあると精神的に安定します。
現地での貯蓄もそこまで多くしなくても十分な金額になります。

海外駐在前に面接で確認しておくべきこと

チェックリスト

・給与と福利厚生
・日本に帰国できる頻度・補助
・評価制度、昇給・昇進基準
・関わりたい分野などあればチャレンジしたい意向を伝えておく

給与と福利厚生

給与を見ておくのも重要ですが福利厚生に何が含まれているのかをチェックしておくことも重要です。
特に海外現地採用では求人によっては給与が高くても家賃補助・ビザ代が含まれていないこともあります。

多少給与が低くても家賃全額補助・ビザ代があれば食費など生活費で最低限生活できるので現地での支出が計算しやすいです

現地の支出などはYouTubeや最新の現地滞在者のブログなどを見ると分かるのでリサーチしてみてください。

日本に帰国できる頻度・補助

日本に定期的に帰国したい方は確認必須です。
年に1~2度帰国する航空券の補助をしてくれる会社もあります。

日本に帰国するための休暇や短期での日本滞在でのリモート勤務環境などを確認しておきましょう。

評価制度、昇給・昇進基準

日本の転職活動でも同様ですが、

・どのように評価されるのか
・査定のタイミングはどうなるのか
・昇給/昇進はどのような基準になるのか
・実際の給与UP額のレンジはどれくらいになるのか

・2~3年働いている人の実際の給与金額レンジはどれくらいか

などを把握して給与UPのイメージや基準を明確にしておきましょう。

関わりたい分野などあればチャレンジしたい意向を伝えておく

現地採用で入る会社は大規模でなく比較的小さい規模の会社も多いです。規模の小さい会社では人手が足りていなかったり経営者と近かったりして様々な業務にチャレンジしやすい環境であることも多いです。
その中で業務の幅を広げたりより全体を見ていくような動きができると日本に帰ったときに重宝されます。

現地採用で働いて数年後どうするのか、キャリアプランから逆算してどう行動すべきかを考えておきましょう!

海外現地採用で就職する方法

海外

海外転職をサポートするエージェントや転職サイトはいくつかあるためそれらを活用するのが良いでしょう。

例えば下記のようなサービスがあり、対象エリアやサービス形態を簡単にまとめました。

スクロールできます
サービス名形態対象エリア・参考情報
dodaエージェント兼
求人検索サイト
アジア中心
シンガポール/マレーシア/ベトナム/フィリピン
インドネシア/タイ/中国/香港/台湾/韓国
べとわーくエージェントベトナム・タイ中心
※下記記事でべとわーくの詳細を紹介しています

https://digi-ad-tenshoku.com/agent/vietwork/
カモメ
アジア
転職
求人検索サイトシンガポール/タイ/ベトナム/インドネシア/
マレーシア/ミャンマー/フィリピン/カンボジア

インド/香港・マカオ/台湾 etc…
REERACOENエージェント台湾/タイ/ベトナム/マレーシア/シンガポール
etc…
株式会社
クイック
エージェントアメリカ・ベトナム・タイ・メキシコ
etc…
ABROADERS
CAREER
求人情報サイト台湾/タイ/インドネシア/香港/ベトナム/マレーシア
シンガポール/フィリピン/中国/インド
etc…
マイナビ
転職
グローバル
求人情報サイト中国/韓国/台湾/香港/タイ/シンガポール/ベトナム/インドネシア
マレーシア/フィリピン/インド/北米/ヨーロッパ
オセアニア/中南米 etc…
iconic Jobエージェントベトナム/マレーシア/インドネシア
etc…
LinkedInSNS全世界

これらのサービスについての詳細や海外での求人探しの方法は下記記事にまとめているので興味があれば併せて読んでみてください。

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【まとめ】海外現地採用にチャレンジするなら30代前半までがおすすめです

おすすめ

海外の現地採用についてまとめてきましたが、現地採用で働くのであれば早いタイミングがおすすめです。

理由は

・年齢を重ねるごとにチャレンジ意欲が低下する
・現地採用は若手を採用する傾向にある
・現地採用で失敗したとしても早めに日本に帰国してやり直しがきく

などが挙げられます。

単純に海外に行きたいだけであれば旅行という選択肢もありますし、短期留学という選択肢もあります。

本当に現地採用が良いのか、あらためてどういう選択があなたにとってより良いのか考えたうえで決断しましょう!

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この記事を書いた人

元ネット広告代理店勤務で現在はとあるサービスのWEBマーケ職。代理店から事業会社への転職経験をもとにブログを書いてます

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