転職しようと思って職務経歴書を書こうと思っても
職務経歴書って何をどれくらいの分量で何を意識して書けばいいんだろう・・・
と悩む人も多いのではないでしょうか。
そんな時は転職サイトの職務経歴書の作成方法を参考にしてみてはいかがでしょうか。
かなり丁寧に解説されているので職務経歴書で詰まったポイントやわからないことも理解出るようになります。
この記事は下記のような人におすすめです。
転職の職務経歴書の基本構成とポイント
転職の職務経歴書はフォーマットによって微妙に異なるかもしれませんが、おおむね下記4つで構成されています。
職歴が長くなってきたりするとたくさん書きたくなる気持ちもわかりますが、求人内容と関連性の高いものなどにフォーカスして2枚以内に抑えるのがよいです。
あなたが書きたいことではなく、応募先企業がどのようなことを知りたいか、何を書いたら興味をもってもらえそうかを意識して書きましょう!
職務要約
職務要約はあなたのキャリアのサマリー部分。
端的にどのような経験・実績をだしてきたのかを書きましょう。
下記のようなポイントを押さえて書くのがおすすめです。
- 職務要約は職務経歴書の一番最初に見るもの。要約を見たことでその後に記載してある全体像を大枠理解できる内容に
- 長さは3~4行程度で端的に。1分を長くしすぎないように適度に区切る
- 達成プロセスなどは書かない、あくまで職務の要約
- 応募求人内容に関連する業務や実績について書く
- 分かりやすさを意識する(あなたの会社でしか使われていないような用語等の表記は避ける)
- 昇進・昇格は記載する(他社で役職がついている=一定能力・資質があると思われる可能性が高い)
職務経歴
ここでは、あなたが具体的にどのような仕事をしてきて、どんな結果を出してきたのかを書きます。
この職務経歴を見て対象の求人・ポジションで活躍が再現性高くできそうなのかを見ていきます。
下記のようなポイントを押さえて書くのがおすすめです。
- 新しい職務経歴から書く
- あなたの職務経歴すべてを書く必要なし。求人内容に合わせて適切に編集
- 出してきた結果はできるだけ数字でわかりやすく
- どのような状況下なのか、相手にある程度分かるように書く
(どのような役割・責任を担っていたのか、予算の規模など) - 表彰/受賞歴はどれくらいの規模/人数の中でのことなのか状況や難易度が分かるように
たまに数字を入れるということに勘違いしている人がいるので少し補足します。
なんでも数字が入っていればいいというわけではありません。
前提条件を意識して数字を入れましょう。
20%成長と聞くと成長したような感じがしますが、何をベースに20%といっているのでしょうか。
前年対比なのでしょうか。
あなた個人の成績なのでしょうか、部署としての成長なのでしょうか。
その数字が何を指しているのかがわからないとよくわからないものになってしまいます。
営業成績を入れたいのであれば、何人中何位なのかや月間での達成なのか年間での達成なのかなど期間などを入れると具体的にわかりやすくなると思います。
スキル・経験
職務経歴の中で培ってきたスキルやあなたのできることを端的に書き記す部分です。
こちらも求人に活かせそうなスキルのみに絞って書くのがいいでしょう。
下記のようなポイントを押さえて書くのがおすすめです。
- 記載するスキルは3~5つ以内くらいで端的に
- 英語力や何かしらの資格だけでなく、マネジメントやマーケティング、法人提案などのテクニカルスキルも書く
- そのスキルがどの程度業務に使えるのかの詳細も簡潔に伝える(例:TOEIC900点ではなく、実際に現地法人とのやり取りでメール・MTGを毎日実施しておりビジネスに支障のないレベルなど)
自己PR
自己PRは職務経歴書を締めくくる最後の部分。
職務経歴書にもPRできるようなことを書いてきたと思うので、ここでは端的にこれまで培ってきたことと転職先でどのように活かせるのかを書きましょう。
下記のようなポイントを押さえて書くのがおすすめです。
- 文章で書く場合は、文字数は300文字以内、長くても400文字
- 能力/スキル別の箇条書きで書く場合は3つほどが望ましい
- あなたが得てきたスキルの中で対象応募企業に見てもらいたいことに絞る
- 何ができるのか、それを裏付けるエピソード、入社後どのように活かせるのかを盛り込む
転職・エージェントのサイトで職務経歴書のノウハウを確認しよう
職務経歴書の構成やポイントについて書いてきましたが、実は転職サイトやエージェントのサイトで各社それぞれがまとめてくれています。
各サイトを確認することで
- 職務経歴書のフォーマットダウンロード
- 職務経歴書の各項目の書き方と注意点
- 職種別の書き方例
- あなたの強みを発見する自己診断
など職務経歴書作成に役立つ様々なノウハウを得ることが可能になります。
この項目では様々な転職サイト・エージェントサイトから参考になりそうなものを抜粋しました。
中には職種別などでどのように書くのか、様々な例が書かれているので何を書いていいかわからない方の参考になると思います!
dodaを活用した職務経歴書作成方法
まずはdodaの職務経歴書についてのガイドを見てみましょう。
こちらに入るとさまざまな内容が書かれてます。
「職務経歴書の書き方と職種別サンプル」を見て書き方を学ぶ
dodaでは実に133業種の職務経歴書サンプルが掲載されています。
下記は一例ですが、これ以外にも営業職や事務・営業・金融関連など様々あるので自分に当てはまる職務経歴書サンプルを探してみてください。
その内容を見ながら見よう見真似でまずは書いてみましょう。
職務経歴書に書くべき項目の詳細説明を確認する
書く内容に困ったりどう書いていいかわからなかったりする場合は、doda上に職務経歴書に書くべき項目ごとに説明がされています。
職務経歴書に書くべき下記9つの内容についてそれぞれ具体的に解説されています。
例えば、④の職務経歴・職務内容(職歴)について見てみましょう。
下記画像は記載内容の一例です。
記載内容は初めて転職をして職務経歴書を書く人のために丁寧に書かれています。
職務経歴ってどこまで書くべきなのかや書き方の注意点なども書かれているので、すでに書き終わっている人もこの内容を見て書き直してみるのもよいですね!
レジュメビルダーを使って実際に書いてみる
職務経歴書サンプルや書き方の説明を見て一通りかけた後はレジュメビルダーを使ってみましょう。
レジュメビルダーを使うと、指示される内容を埋めていくだけで職務経歴書ができあがります。
レジュメビルダーで作成したものはPDFなどでダウンロードできるので紙で持っておきたい人にも安心ですね。
転職エージェントサービスに登録して添削してもらう
レジュメビルダーで作成した職務経歴書は自分で見直すことが重要ですが、プロに添削してもらうことでより質の高いものになります。
プロの目から見てどのような点を修正すべきなのかやさらに付け加えるともっと良くなるかを説明してくれます。
エージェントサービスは無料で活用でき、職務経歴書の添削はもちろん、面接対策や企業の情報収集なども手伝ってくれるのでぜひ利用してみてください。
僕も転職エージェントを活用して職務経歴書をブラッシュアップしましたが、やはり第三者の視点からアドバイスいただけるのはありがたかったです。
転職エージェントサービスを活用することで「希望企業・業界から内定を勝ち取った人の職務経歴書のノウハウ」をもとに自分でも気づけなかった質の高いアドバイスがもらえます!
リクナビNEXTを活用した職務経歴書作成方法
リクナビNEXTは日本最大級の求人数を誇る転職サイト。
転職サイトとは別にリクルートエージェントもあるので、エージェントサービスを活用したい人は間違えないようにしたいですね。
リクルート系のサービスを活用する人は転職サイトとエージェントサービスを併用する人が多い印象。
とりあえず、登録しなくても転職成功のハウは閲覧可能なので下記から覗いてみてください
職種別の職務経歴書の書き方とテンプレートを確認する
dodaと同様にリクナビNEXTにも書き方のテンプレートがあります。
dodaを見てもう少しほかの書き方やテンプレートを参考にしてみたいという人はリクナビNEXTも確認してみましょう。
書き方がdodaと少し違うので好みで変えてしまってもよいと思います。
「営業職/事務・管理系/企画・マーケティング・経営・管理職/サービス・販売職」といった形で職種別でテンプレートがあるのであなたにあったものを選んでみてみてください!
アピールポイント別の自己PR例を確認する
リクナビNEXTは転職ノウハウに関する様々な記事が用意されていますが、個人的に良いなと思うのは自己PRの例文集があること。
自己PRって何を書いていいのか、どのようにアピールしていいのか悩みますよね。
リクナビNEXTでは下記画像のような形で自己PRしたい強み別にアピールの仕方やアピールする際の注意点についてまとめられています。
自分がアピールできるポイントだなと思うものを見て自分なりの自己PRを作成してみましょう。
自分の強みがわからない場合はグッドポイント診断を活用してみる
忙しい社会人生活の中で冷静に自分の強みなどを分析する機会がなかった人もいると思います。
中には自分にも強みなんてあるのかなと不安になる人もいるかもしれませんが、確実にあなた自身の強みが何かしらあります。
自分の強みがわからない時はリクナビNEXTのグッドポイント診断を活用して強みを発見してみてください。
グッドポイント診断を行った後に先ほどの強み別のアピール方法を見るとより自己PRを書きやすくなります!
職務経歴書をダウンロードして書いてみる
リクナビNEXTではあなたの経歴に合わせた4つのテンプレートが用意されています。
あなたにあった職務経歴書フォーマットで書いてみましょう。
リクナビエージェントで職務経歴書を添削してもらう
リクナビNEXTで職務経歴書がおおむね完成したらリクルートのエージェントサービスを活用して職務経歴書を添削してもらいましょう。
転職サイト最大規模なだけあって情報量が豊富で様々な観点からアドバイスをくれます。
ただ、担当者の質に左右される可能性もあるので担当が合わない等あれば変更してもらうか他のエージェントサービスでて散策してもらいましょう。
その他転職サイト・エージェントの参考になる職務経歴書関連情報
パソナキャリア
パソナキャリアも転職エージェントの中では大きな規模で安心感のある転職エージェント。
リクナビNEXTやdodaと同様に転職ノウハウのコンテンツがあり、職務経歴書の書き方や面接対策など様々な情報があります。
リクナビNEXT、dodaで得た情報がしっくりこなかった、もっとたくさん情報収集したいという方はパソナキャリアも覗いてみてください。
JACリクルートメント
JACはCMやYouTubeでたくさん広告が流れてくるので知っている人も多いと思います。
こちらも職種別にしっかりとした形の職務経歴書サンプルが用意されているので、参考にすると書きやすいし端的に情報がまとめられていてわかりやすい職務経歴書が作成できると思います。
また、業界別の転職傾向や求められるスキルなどもまとまっているので、そういったところを意識しながら職務経歴書を書くとさらに厚みが出て応募企業に刺さる内容になってくると思います。
職務経歴書は各社同じ内容でOKなのか?
職務経歴書は使いまわしてOKなのかと疑問に思う方も多いと思います。
実際、大手の転職エージェントに登録すると、転職の効率化のために同じ内容で問題ないといわれることが多いです。
しかし、求人応募の内容を見てみると同じような職種でも求められている経験やスキルが若干異なります。
でできれば会社ごとに調整したほうが良いです。
特に職務経歴書の書類選考の通過率が良くないという方は求人毎に職務経歴書を書き替え、求人内容で求められている内容調整してみてください。
通過率が大きく変わります。
ちなみに、職務経歴書を1社毎に変えるべきかについては「すごい面接の技術」という本でも言及されていて、変更することが推奨されています。
どのように変更すればよいのかについてもかんたんにまとめられているので気になる方は本書を手に取って読んでみてください。
こちらの書籍については下記記事で詳しく書いているので興味のある方は下記記事も併せて読んでみてください。
作成した職務経歴書は転職エージェントに添削してもらおう
転職サイト・エージェントサービスには職務経歴書だけではなく、面接のノウハウや業界情報など質の高い様々なコンテンツが用意されています。
これらの情報を活用していけば一定面接や職務経歴書内容の質を上げられるでしょう。
さらに職務経歴書をブラッシュアップしたいという方は先ほど紹介したサービスはどれでもエージェントサービスがあるので無料のエージェントサービスで相談してみましょう。
無料だからと言って質が低いということはありません。
彼らは企業と転職希望者のマッチングによって報酬を得ているので転職希望者に手厚くサポートして内定を勝ち取ってもらいたいと思っています。
特に転職がはじめての方は転職エージェントを活用して職務経歴書をブラッシュアップしてもらうと自分では気づけなかった改善点が見つかり書類選考通過率アップにつながります。
書類選考通過率アップだけでなく、エージェントにそこから気になる内容を質問してもらうことで面接時の対策や企業が気になるポイントについて把握ができるようになるのでおすすめです。
エージェントはいくつか試してあなたにあった担当者と巡り合えるとスムーズに有意義な転職活動をすることができると思います!
下記記事で20代におすすめな転職エージェントについて書いているのでよければこちらも参考にしてみてください。
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