ネット広告運用者が転職する時、どのような転職エージェント・サイトを利用するのが良いのでしょうか。

この記事では約9年間ネット広告代理店で広告運用をやってきて様々な転職サイトやエージェントを使ってきた僕がおすすめな転職エージェントやサイトをまとめました。
それぞれの特徴なども解説したので良ければ参考にしてみてください。
複数の転職サイトやエージェントを併用しながら効率的かつあなたにあった転職先を見つけられるといいですね。
本記事は下記のような人におすすめです。
ネット広告運用者におすすめな転職サイト・エージェントの選び方


転職活動をするときは基本的には現職で働きながらやるのが一般的。
世の中に様々なサイトやエージェントがありますがそれらすべてをつかうというよりは厳選すべきです。
転職エージェント・サイトの選び方として最低限意識すべきポイントをまとめました。
転職エージェント担当者は専門性の高い人・経験豊富な人にしてもらう
転職エージェントと一言で言っても、当然担当者によって質や経験している業界、人材が異なります。
希望業界や転職先への経験値が高い人もいますが、経験値が浅いうちに転職エージェントを使おうとすると新卒に毛が生えたくらいの人をアサインされる人もいます。
アドバイザーは基本的にあとから変更が可能なので、希望する業界に精通している人にしましょう。



僕もインターネット広告代理店から事業会社に転職した経験のあるキャリアアドバイザーにしてくださいと要望を出して変えてもらいました。まあ、初めから出してくれればそれに越したことはないんですが、、、
人生の選択を左右する転職です。
妥協せずによいキャリアアドバイザーと巡り合えるとよいですね。
求人の質と量
初めての転職の時はまずはどんな求人があるのか量を見るのがよいと思います。
見ている求人の中から興味のあるなしを振り分けて行って共通項を探していくと自分の転職の軸が見えてくることもあります。
明確にどういった業界・職種に転職したいというのが決まっている人であればそういった要望を明確にエージェントに伝えればそれにあった求人を紹介してくれます。
あなたが希望する条件の求人の多さや質をいろいろなサイトを見て比較してから精査するのがおすすめです。
逆に、明確に詳細に決まっているのであれば、自分で企業のホームページを見て直接応募するのも手かと思います。
(エージェントサービスを利用したい場合は)サポート体制の充実度
転職エージェントといってもどこまでサポートしてくれるかはエージェントによって異なります。
例えば、別途紹介しているdodaは転職前だけではなく、転職後サポートのようなサービスも開始しています。
エージェントによってサービス内容に違いがあるのでサイト上や面談時に確認しましょう。
希望する業界・職種の求人が豊富にそろっているか
利用する転職エージェント・サイトにそもそもあなたが希望する求人が載っていなかったりすると登録しても無駄になってしまいます。
あなたが希望する求人がしっかり載っているのかを確かめてからそのエージェント・サイトを活用しましょう。
ネット広告運用者におすすめな転職エージェント7つ


それぞれのおすすめポイントをまとめたので、いろいろ使って精査するか気になるものだけ使ってみて自分に合うものを選んでみてください。
doda【サイト&エージェント/総合型】
dodaは転職サイトもありますしエージェントサービスもある転職サービス大手。
エージェントサービスを利用しているときに、転職サイトに載っている求人についてもエージェントに聞くことができますし、エージェント側でしか持っていない非公開求人も紹介してくれます。
僕は新卒4年目くらいの時と8年目の時にエージェントサービスを利用したのですが、4年目の時はまだキャリアが浅かったからか若手のエージェントさんで正直いまいちでした。
ただ、8年目の時はネット広告代理店からマーケターを志望する人を何人か経験したベテランの方に担当してもらえてかなり満足度が高かったです。
ネット広告代理店から事業会社に行くためにはこういうポイントに気を付けて職務経歴書を書いたほうが良いというのを丁寧に教えてくれたのでありがたかったです。
そのおかげもあってか、書類審査はほぼ落ちませんでした。
また、dodaには転職後のサポートの機会があり、転職者限定のオンラインイベントや転職後の悩みを相談できる機会なども設けられています。
初めての転職で入社後のサポートも欲しいと考える方はdodaを活用してみてもいいかもしれません。
マスメディアン【エージェントサービス/WEB・マスコミ】
マスメディアンは宣伝会議グループが運営する転職エージェントで、インハウス広告運用など広告関連の求人が充実しています。
広告運用者から引き続き広告関連で経験を積んでいきたい方におすすめ。
広告・マスコミ関連特化の転職エージェントとしては日本最大規模の求人数を有しています。
マスメディアンについては下記記事で詳しく書いているのでよければこちらも読んでみてください。


JACリクルートメント【エージェントサービス/ミドル・ハイクラス向け】
JACリクルートメントは日本最大級のミドル・ハイクラス向けの高年収層に特化した転職エージェント。
年収600万~1,500万程の高年収での転職を実現したいなら登録必須です。
日系の大手や外資、メガベンチャーといったハイクラス求人が豊富にそろっているので年収アップや難易度の高い求人にチャレンジしたい方におすすめです。
MyVision【コンサル業界特化】
MyVisionはコンサル業界に転職したエージェント。
コンサル転職はケース面接など特殊な対策が必要になるので、コンサル転職したい方はコンサル特化のエージェントをひとつは利用しておきましょう。
エージェント担当者もコンサル経験者やコンサルで人事をやっていた方が豊富に在籍しているのでコンサルで働く時のリアルな話も聞くことができます。
MyVisionについては別記事で詳しく説明しているので、コンサル企業が気になっている方はこちらを読んでみてください。


Geekly【WEB/IT/ゲーム業界特化】
ギークリーはWEB/IT/ゲーム業界に特化した転職エージェント。
エンジニアやクリエイターに精通している印象がありますが、業界自体に強みを持っているので営業やマーケターとしての転職にもしっかり対応してくれます。
WEB・IT・ゲーム業界・職種に強みを活かして書類選考や面接対策をしてくれるので効果的なアドバイスをもらうことができ、面接通過率や決定率が高くなる傾向にあります。
UZUZ(ウズキャリ)【20代特化】
UZUZ(ウズキャリ)は20代特化の転職エージェントで未経験転職やスキル・キャリアに不安な方におすすめ。
広告運用のスキルを活かすのではなく、営業職やエンジニア職などの未経験職種にチャレンジしたい方は利用を検討してみてください。
また、ITエンジニアに転職したい方は、プログラミングスキルを学びながらその知識を活かして転職できるようなサービスもUZUZが展開しています。
こちらについては下記記事内でもまとめいるので良ければこちらを読んでみてください。


マイナビ転職エージェントサーチ【良い会社が見つからない場合】
もし上記でよい転職エージェントが見つからなかった場合はマイナビ転職エージェントサーチを活用してみてください。
転職エージェントを効率的に探せるだけでなくスカウトも届くので一石二鳥です。
転職エージェントを幅広く探してよりよい担当者を見つけていきたい方におすすめです。
マイナビ転職エージェントサーチの概要や利用メリットを詳しく知りたい方は下記記事も読んでみてください。


ネット広告運用者におすすめなスカウト型転職サービス4つ


ビズリーチ【ヘッドハンティング/ハイクラス向け】
ビズリーチはレジュメを登録しておくと企業やヘッドハンターから直接声のかかるサービス。
自分の職務経歴書を書いておけば企業やヘッドハンターから声がかかります。
有料会員登録もありますが個人的には無料で十分だと考えてます。
通常のスカウトとプラチナスカウトというのがあり、有料にならないと通常のスカウトが見られない形になっていますが、通常のスカウトはその後の採用につながる可能性が低いと思います。
プラチナスカウトだけを見ておけば十分でしょう。
ビズリーチの概要は下記記事に記載しています。
30歳以上のキャリアを積んだビジネスパーソンにおすすめなサービスだと思われがちですがそんなことはありません。
20代、社会人3年目以降くらいからの利用がおすすめです。



僕自身は社会人3年目以降から活用していて自分が知らなかった質の高い求人をスカウトによって知ることができ満足しています!


bloom【スカウト型/大企業中心】
Bloomは大手企業への転職に特化したサービスで職務経歴書を登録しておくと企業から面接依頼が届くサービス。
自分で求人を探さなくても、あなたにマッチした求人が出てあなたに興味があれば企業から面接の依頼や書類選考の依頼が届きます。
半年に一度職務経歴書をブラッシュアップして登録しておくと大手企業から求人情報が届くかもしれません。
キャリオク【スカウト型/大手中心】
キャリオクはSBヒューマンキャピタル株式会社が運営する、独自のキャリアシートをアップしておくと面接依頼などが来るサービスです。
求人数は少ない印象ですが、大手企業から高い年収での面接予約も多く入りました。
また、ソフトバンク系列の人材会社だからか、ソフトバンク関連の求人もよく来るのでそのあたりに就職したい人にもおすすめ。
AMBI【スカウト型】
AMBIは大手からスタートアップまで多彩な求人を受け取れるスカウト型のサービスでエン・ジャパン株式会社が運営しています。
どんな企業が自分に興味を示してくれてどれくらいの年収で転職できそうかという相場観を確かめるのによいサービスだと思います。
自分の合格率が出るようなサービスもあるので気になる求人でぜひ試してみてください
ネット広告運用者におすすめな転職SNS2つ


LinkedIn【求人SNS/外資向け】
LinkedInは日本で使っている人の割合は多くないかもしれませんが、外資系に行きたいと思うなら必須で登録しておきたいビジネスSNSです。
英語のレジュメを登録しておくとけっこう求人がきたりするので英語ができる人(具体的にはTOEIC800点くらいある+日常会話くらいは最低できるとうれしい)は登録しておくとよいでしょう。



僕にも外資系の旅行予約サイトやフードデリバリー系、広告配信プラットフォーム会社などの求人オファーがきました。
外資系の媒体社の求人もいくつかありどれもオファーの年収は高かったので外資に行きたい人や年収を上げたい人は登録しておいてもよいでしょう。
Wantedly【求人SNS/ベンチャー・中小多】
Wantedlyは働くを面白くするSNSというコンセプトで展開されるSNS型の求人サイトです。
大手の転職サイトはリクナビNEXTやdodaが有名ですがこういったところとは少し毛色の違う求人が見られるので気に入っています。
また、他サイトにはない働く人の顔が見えたり会社の雰囲気が掴みやすいような記事を各社工夫して書いているので入社のイメージも比較的沸きやすいです。
ネット広告代理店・広告運用者の転職が多い業界・職種
転職したいけど、そもそもどんな業界・職種にチャンスが知りたいという方もいらっしゃると思います。
ネット広告代理店、またはネット広告運用者からの転職が多い業界・職種を8つピックアップしました。
業界・職種選びの参考にしてみてください。
難易度もざっくり書きましたが、会社や求人でどの程度のことが求められていることも違ってきますので参考程度に確認してみてください。
業界・職種 | 難易度 | よくある転職理由例 |
---|---|---|
総合代理店 | 中~高 | ネット広告運用だけでなくCMなどの 認知施策に手を広げていきたい |
インハウス 広告運用 | 中 | 事業会社の中で事業の数値を確認しながら 事業成長を意識して仕事をしていきたい |
インハウス マーケター | 高 | インターネット広告にとらわれず、 企業のマーケティング全体を見ていきたい |
WEBマーケティング | 中~高 | インターネット広告にとらわれず、 様々なインターネット上でのマーケティング施策を実行できるようになりたい |
ツールベンダー | 中 | 計測/分析ツール、CRMツールを通してネット広告以外の 観点でマーケティング支援をしたい、業務の幅を広げたい |
コンサルティング | 高 | 経営・事業戦略などの上流からマーケティングを 俯瞰的に見れるようになりたい |
媒体社・メディア | 中~高 | 特定の広告配信媒体・メディアを活用して 認知から獲得までのプロモーションを実施したい |
インターネット 広告代理店 | 低~中 | 現状やっているネット広告運用者としての業務の幅を広げたい、 異なるジャンルのネット広告運用をしたい |
別記事でもう少し詳しく書いているのでよければこちらも読んでみてください。


【まとめ】あなたの志向性・希望条件に合わせて複数のサイト・エージェントを併用するのがおすすめです
本日紹介したサイト・エージェントにすべて登録する必要はありませんのであなたが気になるものや条件に合いそうなものを選んでみてください。



僕は転職活動時にエージェントやスカウトサービス、SNSを併用しながら使っていました。
転職のタイミングや希望度によってもどのサービスを使うか異なってきます。
例えば下記のような使い分けを僕はしていました。
タイミング | やること | おすすめサービス |
---|---|---|
今すぐ転職はしないので 情報収集したい | スカウト型サービス/SNSに登録してどんな 求人が自分に興味を示してくれるか、 どんな求人があるか把握する | ■スカウト型サービス ・ビズリーチ ・Bloom ・キャリオク ・AMBI ■ビジネスSNS ・Wantedly |
転職活動を具体的に 検討したい | 転職エージェントに登録して 転職の準備を具体的に進め、 最終的に利用するエージェントを2~3社に絞る | 各種転職エージェント サービスに登録 |
はじめから転職エージェントに登録してもよいのですが、エージェント側も今すぐの転職者でないと身が入らなかったりするので注意が必要です。
1年後など少し離れた期間で転職検討したいのであればスカウト型転職サービスやビジネスSNSに登録して企業からのオファーなどの状況を確認しておくのがおすすめです。



あなたの現在の転職希望度や志向性などを加味して、よりよい転職先を見つけるためにどれを使うのが良いか考えてみてください!
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