転職先を決めていくには求人内容がしっかりと読み解けていないと、的外れな志望動機になってしまったり入社後に認識の祖語があってすぐにやめたくなってしまう可能性もあります。
求人を読んでいくと理解しやすいものもあれば、これはどういうことなんだろうと思うこともあります。
この記事では、求人内容を読んでいくときに確認しておくべきポイントや読んだ後にやるべきことについてまとめました。
この記事は下記のような人におすすめです。
求人票の読み取り方【項目別に解説】
勤務時間
勤務時間は会社によって異なります。
朝8時からの場合もありますし、10時の場合、フレックスで朝6~11時の間に出社みたいな企業もあります。
一言でフレックスタイムといっても、企業によってどのような形態になっているのか異なりますし、実際に使われているのかどうかも重要です。
例えば、フレックスタイムで朝6~11時の間に出社して最低6時間勤務で、月の合計が営業日日数かける8時間みたいな求人があったとします。
しかし、実際には朝10時までには部署として出勤するようにしているとか、最低6時間だけどみんな8時間以上働いているみたいな場合もあるので注意が必要です。
休日
休日といっても、完全週休2日制なのか週休2日制なのかなどあり、土日や平日の休みの割り当ては会社やその会社の業態、部署によっても異なります。
完全週休2日制でも土日休みではなく、毎週2日間休みがあるよということかもしれません。
週休2日制土日休みでも祝日は仕事の場合もあります。
休日が原則土日祝日休みと書かれていれば休みですが、そうではない会社もあるということを覚えておきましょう。
また、年間の休日日数が少ない場合もあるのでそのあたりもチェックしておきましょう。
有休日数・取得率・特別休暇
有休はいつから何日付与されるのか、その後付与される日数は増えていくのかなども会社によって異なります。
また、会社によっては有休以外に夏休みやリフレッシュ休暇的な制度を設けている可能性もあるので会社によって異なります。
また、制度があったとしても、有休消化率が低かったり実際は全く使われていない特別休暇もあったりするので注意が必要です。
事業内容・募集背景
どんな事業を行っていてどんな理由で募集をかけているのかが説明されていれば、そこから必要とされていることなどが読み解ける可能性もあります。
欠員補充なのか、その業務の担当を一人で担うのかチームで担うのかなども記載内容によっては読み解けるかもしれません。
また、あなたの現職と同じような事業を行っている場合、すぐに理解できるとさらっと読む人もいるかもしれませんが、同じ業界でも言葉の定義が異なることがあったりするので、そういうところはきちっと確認しておきましょう。
また、フラットな環境で明るい職場みたいなのは個人的にブラックっぽい雰囲気がするので好きではありません。
例えばどういうところでそう感じるんですかみたいに聞いてみると垣間見えるかもしれません。
職種・仕事内容
あなたが希望している経験が積めそうなのか、最初は厳しかったとしても長期的にチャレンジできそうかなどを確認しておきましょう。
特に、職種名を見てやりたいことができそうだと思ったとしても、会社によって業務範囲が異なるのが基本なので注意が必要です。
例えば、マーケティング職という場合に、プロモーション部分だけを切り取ってマーケティングと呼んでいる会社も存在したりします。
仕事内容を読み解けば業務範囲がわかってきますし、わからない場合はこういう認識でいるのですが間違いないですかと確認しておきましょう!
給与・賞与
給与は500~700万くらいの幅で書かれていることもあれば、600万から1,200万というような広い書き方の場合もあります。
後者の場合、どの程度のスキルなのか、役職者なのかどうかで変わってきたりするのか、インセンティブなどで変わったりするのかなどを確認しておきましょう。
また、実際に給与を上げていくにはどのような評価制度があってどうすればどれくらい昇給がもらえるのかについても確認しておくとよいと思います。
評価制度についての質問は早く昇進していくために御社の評価制度について確認しておきたいというような言い回しであれば面接中に聞いても問題ないかなと思います。
給与周辺の質問は基本的には内定後に確認するのが無難です。
お金のことばかりでどう貢献するかという話が薄かったという印象を与えてしまっては本末転倒なので注意しましょう!
勤務場所
昨今はリモートワークと出社のハイブリット勤務のようなところも増えてきました。
リモートワークがよい場合、それがその後も継続される予定なのかを確認しておきましょう。
また、転勤有無を聞かれることもあると思いますが、内定を得るためには転勤可能な方がよいです。
転勤はあまり嫌だなと思う場合は、どのようなタイミングで転勤がありそうなのかなどを具体的に確認しておくのがよいと思います。
2023年現在では、コロナと共存していく考え方が広まり、リモートワークから出社に切り替えていて、リモートワークと聞いていたから入社を決めたのにすぐ出社になったというようなトラブルが増えているそうなので注意が必要です。
転職の求人票を読み取った後にやること
疑問点を洗い出し面接で聞いておくべきことの優先順位をつける
求人票は業務や事業内容の概要しか書かれていないことも多く、対象範囲が広いような言葉を使われがちです。
なので、ふわっとしてよくわからなかったり、もう少し詳しく知りたいと思うことなどはしっかりと確認しておきましょう。
また、疑問点を洗い出し始めるとそんなに質問しきれないよという数が出てきたりします。
面接で質問できる数は1つの面接あたり5つ以内くらいに収めておくべきかなと思います。
時間の関係もあるので優先順位の高いものから質問しておくようにしましょう!
逆質問の考え方やNG例については別記事でまとめているので良ければ参考にしてみてください。
企業研究をしっかりしておく
面接では求人票以外の情報もしっかりと把握しているかを確認してくる場合があります。
企業研究をしっかり行っておかないと志望動機も書きづらいです。
事業内容/業績/主要の商品・サービス/業界情報/メインプレイヤー/強豪との差別化ポイント/メインの顧客層/平均年収/福利厚生/平均勤続年数/平均年齢 etc…
など様々な情報を収集しておきましょう。
別記事で企業研究するためのツールや分析方法をまとめているので良ければこちらも参考にしてみてください。
入社希望条件に合うかどうかを洗い出す
そもそも求人内容を見てあなたの希望条件に合うかどうかを洗い出しましょう。
そもそも受けようか迷うのであれば、あなたの入社希望条件がしっかりとまだ洗い出せていないのかもしれません。
年収、福利厚生、業務内容、成長産業、副業有無などいろんな項目があると思いますが、それぞれの項目を具体的に考え、どれが一番優先順位が高いのかをまずは考え、あなたの希望条件と照らし合わせましょう。
面接時に質問する内容としても、優先順位が高いところを確かめるような質問をしておくと最終的に後悔がないと思います。
認識に相違ないかなどを確認する(タイミング注意)
求人内容は概要しか書かれていないので内容がふわっとしていたり、何を指しているのかが曖昧だったりすることもしばしばあります。
あなたが重要だと感じる違いの場合は認識の祖語がないように確認をしておきましょう。
この質問聞いても大丈夫かなと不安になるようであれば内定をもらった後のオファー面談の時に確認してください。
オファー面談であれば、内定をすでに出しているので取り消される心配は少ないです。
入社後に業務内容などに認識の祖語があると、仕事への熱の入り方も変わってきてしまうので注意です!
転職口コミサイトなどを使って記載内容と乖離がないかを確認する
実際に読み取った求人の内容が実際にそうなのかどうかは、転職口コミサイトで見えてくることもあります。
ある程度口コミがそろいやすい中堅~大手の企業限定の確認方法になってしまう可能性は高いですが、転職口コミサイトで実際の企業の評価がどうなっているかを確認してみましょう。
転職口コミサイトはリブセンスが運営する転職会議がおすすめ。
口コミの内容も単なる誹謗中傷ややらせの投稿などを削除するようにしているので一定信頼できる口コミがそろっています。
気になる企業を検索して働いている人がどのようなことを考えているのか確認しましょう。
また、個人的には、今働いている会社の口コミを見てみると自分と同じことを考えている人がいるんだなとかこういう視点で会社を見ている人もいるんだなというのが見えて面白いです。
僕も転職会議で読んでことを面接やオファー面談で確認しましたし、実際に働いてみて確かにそうだなと思う部分も多くあったので一定信頼できると思います!
自分で求人内容の読み取りが難しいと感じたら転職エージェント経由の求人が良い
求人内容をしっかりと読み取れているか不安だったり、こんなこと聞いて大丈夫かなと不安になる人は企業への直接の応募ではなく、転職エージェント経由の応募がおすすめです。
転職エージェントを活用していれば、エージェントが詳しい求人内容を知っていたり、こんな質問して大丈夫かみたいな確認もしてくれますし、こうやって聞くとよりやる気が伝わっていいかもしれませんなどのアドバイスをくれたりします。
このブログでは20代におすすめな転職エージェントについてまとめているので良ければそちらも読んでみてください。
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